論説・コラム

回転窓/鎌倉の大仏が人気を集める理由 [2018年4月20日1面]

 神奈川県鎌倉市にある高徳院の大仏はミャンマーの人々に大人気で、来日すると必ず訪れるそうだ。同国からの留学生を指導する大学の先生が教えてくれた▼人気の始まりは「鎌倉の大仏を拝むと再び日本を訪問できる」といううわさ。話の真偽を留学生に尋ねると「鎌倉の大仏は大津波に耐えた強い仏様だから好き」と別の理由も教えてくれた▼鎌倉は1495年に起こった「明応の地震」で高さが10メートルを超える大津波に襲われた。...続きを読む

シリーズ・国のかたちを考える2018/経営共創基盤代表取締役・冨山和彦氏 [2018年4月20日1面]

 ◇ローカル型産業が主役の時代に
 日本では、大企業が国内総生産(GDP)や雇用を担う割合が下がっている。非製造業のサービス業や観光業、インフラ産業など地域密着のローカル型産業こそが経済の主役だ。非製造業の生産性は低いがその分、伸びしろがあり、潜在力は非常に大きい。
 ローカル型産業は、規模よりも密度が重要だ。例えば、縮んだ方がよい旅館街はたくさんある。100軒を50軒にすれば、無駄な値下げ競...続きを読む

森ビルら/GINZA SIX(東京都中央区)が開業1周年/銀座に新たな活気創出 [2018年4月20日4面]

 ◇回遊性向上や周辺への集客効果も
 森ビルらが東京・銀座に開発した複合施設「GINZA SIX」が20日、開業から1周年を迎える。累計来館者は2000万人を記録。最寄りの東京メトロ銀座駅の利用者は1日当たり約7400人増加した。周辺店舗の売り上げもアップするなど、エリア全体の集客や回遊性向上も貢献している。魅力的で多様な機能を備える施設が誕生したことで、銀座エリアに新たな活気が生まれている。
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回転窓/未婚・晩婚化に歯止め!? [2018年4月19日1面]

 地域活性化と独身者の出会いの場を創出する「街コン」が全国で盛り上がっているそうだ▼異性と巡り合う機会が限られている人にとって、イベント形式で気軽に参加できるのが人気の理由。恋人探しに限らず、異なる業界の人たちとの交友関係を広げたいと参加する人も多いようだ▼趣味や職種を限定するなど、企画内容は多種多彩。主催者は初対面でも会話が盛り上がるように知恵を絞る。鉄道事業者が企画する「鉄コン」では、男性参加...続きを読む

回転窓/手段なければ発明を [2018年4月18日1面]

 今日4月18日は「発明の日」。1885(明治18)年のこの日、特許法の前身「専売特許条例」が公布されたことに由来した記念日である▼特許庁が今年の「発明の日」に合わせ、産業財産権制度の重要性を考えるきかっけにしてほしいと制作したポスターの標語は「手段が無ければ発明しよう!」。日本の知的財産立国へ向けた姿勢がうまく表現されている▼産業分野の発明や発見が日本の近代化の大きな原動力となったのは論をまたな...続きを読む

回転窓/集合と離脱 [2018年4月17日1面]

 英国が欧州連合(EU)を離脱する来年3月まで残り1年。現地では離脱交渉が進む▼独自の道を歩む国がある一方、連携に向かう国も多い。中国やラオス、ミャンマーなどメコン河流域の6カ国が道路などインフラの共同開発を目指す「拡大メコン地域(GMS)経済協力プログラム」は一つの事例。GMSの首脳らは3月末、合計220事業、総額約7兆円を盛り込んだ行動計画に合意した▼米国でもトランプ大統領が今月12日、昨年離...続きを読む

回転窓/物質との会話 [2018年4月16日1面]

 建築家には図面を書くだけでなく、本音で語り合うコミュニケーションが求められる。その相手は一義的に建築主となるが、建設する場所や地域にある物質などとも会話しなければいけない▼奇抜なデザインで創っても結局のところ建築は物質として場所とつながる-。東京・丸の内の東京ステーションギャラリーで開催中の建築家・隈研吾氏の個展を訪ね、改めてそう気付かされた▼バブル崩壊後、地方の小さなプロジェクトを通じて物質に...続きを読む

回転窓/ID付与に期待すること [2018年4月13日1面]

 テレビや新聞のニュースで、事件を起こした人の職業が「建設作業員」「土木作業員」などと報じられることが少なからずある。ただこれは本人が職業を問われて話した「自称」がほとんどという▼こうした報道の繰り返しが結果として、建設業界のイメージ改善を難しくする一因になっているのではないだろうか。産業間での人材獲得競争が激化する中、マイナスイメージを何とか払拭(ふっしょく)しなければと考え、奮闘する業界関係者...続きを読む

回転窓/インド映画と社会問題 [2018年4月12日1面]

 昨年インドを訪れた際、都会から離れた小さな町で水を運ぶ女性を目にした。首都デリーのきらびやかなショッピングセンターとの違いが、非常に印象的だった▼同国の映画「ダンガル きっと、つよくなる」が全国で公開されている。娘を女子レスリング代表に育てた父親の物語で実話がモチーフ。夢へ向かって突き進む父娘の熱意と愛情に、心が揺さぶられる▼いわゆる「スポーツ根性もの」なのだが、もうひとつの背景として描かれてい...続きを読む

回転窓/責任の取り方 [2018年4月11日1面]

 昭和初期に神奈川・箱根のつり橋で、修学旅行に来た女学校の生徒たちが巻き込まれた事故のことを、物理学者の寺田寅彦が随筆に書いている▼引率した先生が記念写真を撮るので、渓流に架かるつり橋に大勢の生徒が並んだ。するとつり橋の揺れに驚いた生徒たちが騒ぎ立てたことで、揺れはさらに大きくなり、鋼索が切れて落橋。多くの死傷者が出たという▼責任は先生にあるのか、抵抗力の弱い橋を架けた地元の人にあるのか。寺田はど...続きを読む

シリーズ・国のかたちを考える2018/新潟食料農業大学学長・渡辺好明氏 [2018年4月10日1面]

 ◇農地の連担化に建設業が存在感
 新潟食料農業大学は「食」「農」「ビジネス」を一体的に学べる新しい「食の総合大学」として、4月に開学した。日本の食は地域と一体になって発展する。農作物の生産から仕分け、加工、販売、運搬、調理、サービスまでを含めた「農場から食卓へ、食卓から農場へ」という循環を、地域社会で創出することも教育上の重要な目標としている。
 日本では少子高齢化による人口減少に伴い、食の...続きを読む

回転窓/油断大敵 [2018年4月10日1面]

 日常生活や職場、学校など身の回りの空間に当たり前のようにある家電製品。1950年代後半は白黒テレビと洗濯機、冷蔵庫が家電の「三種の神器」といわれ経済成長や技術発展とともに、対象製品も変わっていった▼当たり前のように使っている家電製品だが、思わぬところで事故が起こっているのをご存じだろうか。経済産業省所管の製品評価技術基盤機構が実施した調査によると、2012年度から5年間で電子レンジ、ヘアドライヤ...続きを読む

加藤建設/「カトケンの草トランプ」を制作/エコミーティング活動の成果 [2018年4月9日11面]

 加藤建設(愛知県蟹江町、加藤徹社長)は、建設現場などに自生している野草を掲載した「カトケンの草トランプ」を制作した=写真。環境対策として取り組んでいる「エコミーティング」活動で調査した野草を整理し、野草の開花時期や花の色、生息地、草丈などの特徴をカードに載せた。発注者や近隣住民などに配布するとともに、希望者への無料配布も検討している。
 草トランプは野草の種類や絶滅危惧種などが分かるように制作...続きを読む

回転窓/統一土曜閉所運動に期待 [2018年4月9日1面]

 新年度が始まり1週間。新社会人は研修をはじめ、学生の頃とまったく違う日常を過ごしているだろう。知らないことにとまどい、覚えることが多く、新鮮な毎日を楽しむ余裕がないかもしれない▼「『よく頑張ったな。この喜びを忘れるな』と上司が言ってくれたのを鮮明に覚えている」。ある研修会で講師を務めた元ゼネコン支店長が、そうアドバイスしていた。初めは誰もが新人。多くの先輩が温かく見守ってくれていることを忘れずに...続きを読む

回転窓/匠の技に期待 [2018年4月6日1面]

 2020年東京五輪のメインスタジアムとなる新国立競技場の建設現場で、そのデザインを特徴付ける木架構の作業が始まった▼オール日本を象徴する施設とするため外周のひさしや軒、屋根の部分に47都道府県産の木材を使い、神宮外苑の森に溶け込んだ「木と緑のスタンド」を表現する▼設計した建築家の隈研吾氏は「日本の伝統の建築を現代的な形で表現した」と話す。環境共生、景観配慮という理念を意匠に織り込むこだわりは、日...続きを読む
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