論説・コラム

2017暑中号/識者に聞く・1/三菱総研・小宮山宏理事長/i-Con工学に挑め [2017年7月31日2面]

 ◇人生100年時代の生き方・働き方考える
 実社会のあらゆるモノ・情報をインターネットを媒介にしてつなげるIoT、集まった膨大な情報を分析するビッグデータ、機械が自ら学習し高度に判断するAI、多様かつ複雑な動きが可能なロボット…。こうした最先端技術の飛躍的な進展は、建設産業やその担い手にどのような「変化」「変革」をもたらすのだろうか。国土交通省の「i-Construction(建設現場の生産性...続きを読む

回転窓/AIの進化の先には [2017年7月31日1面]

 仲間と冒険する主人公になれるコンピューターゲーム「ドラゴンクエスト」が人気を博している。1986年発売の1作目から30年超。11作目となる今年の新作も幅広い世代のファンに愛されているようだ▼90年発売の4作目にはシリーズ初のAI(人工知能)戦闘システムが登場。望んだ行動が遂行されず、はらはら、わくわくしたプレーヤーは当時少なくなかったが、仲間のキャラクターが自動でモンスターを攻撃したり、仲間を回...続きを読む

回転窓/後利用にも目を向けよう [2017年7月28日1面]

 長野市が1998年の長野冬季五輪で使ったボブスレー・リュージュ競技場を来年度から利用しない方針を決めた。施設の老朽化と多額の維持管理費がその理由。人口減少と財政難を背景にした決断である▼2020年東京五輪の施設整備を本格化させている国や東京都にとっても、大会後の施設利用は大きな課題。整備費と維持管理費の縮減に加え、施設利用のしっかりとした見通しを立てることが後世に負担をかけないためにも必要だろう...続きを読む

回転窓/働き方への好影響も期待 [2017年7月27日1面]

 ICT(情報通信技術)の発展により、多くの職種で働き方が変わった。新聞記者もその一つ。外からの入稿では、20年ほど前までは手書き原稿をFAXで送ったり電話で読み上げたりしていたのが、今はネット環境が整っていればノートパソコンなどから原稿や写真をいつでもどこでも送ることができる▼取材先の情報発信の方法もホームページへの掲載やメール配信など電子化が進んだ。ネットを介してさまざまな情報源にアクセスでき...続きを読む

回転窓/魅力発信にもうひと工夫を [2017年7月26日1面]

 高校の校長を務めていた方から久しぶりにメールを頂いた。建設産業に詳しく、次代を担う人材の教育・育成に対する熱い信念の持ち主。届いたメールにも若者への業界PRのあり方などがつづられていた▼校長在任中に大学の土木系学科に通う女子学生の母親から、娘さんの就職について相談を受けたことがあった。この時に、女性技術者らの活躍が取り上げられていた建設業団体の機関誌を渡すと、後日、「大変役に立った」と感謝された...続きを読む

回転窓/言い得て妙のネーミング [2017年7月25日1面]

 コピーライターの岩永嘉弘さんが自著に書いている。ネーミングによって〈初めてそのモノやコトに命が吹き込まれるのです〉(『ネーミング全史』日本経済新聞出版社)▼商品であればその売れ行きに大きく影響するのがネーミングの良しあし。とはいえ商品名が独り歩きしてもいけない。ネーミングの大切さを「命が吹き込まれる」と表現するのもうなずける▼建設分野の商品にも言い得て妙のネーミングは多い。ジェイアール東日本コン...続きを読む

回転窓/人生100年時代の生き方・働き方 [2017年7月24日1面]

 先日インタビューした学識者が、働き方改革の本質を「人生100年時代の生き方」と説いていた。確かに、今生まれた日本人が平均して98歳まで生きると考えれば、遠い未来の話ではなく、既に現実味を帯びたテーマだ▼18日に105歳で死去した医師の日野原重明氏(聖路加国際病院名誉院長)はまさに人生100年時代の生き方を体現した。きちんとした生活習慣の下、生涯現役として医師を続け、著作や講演など幅広く活動。10...続きを読む

回転窓/経営人材をいかに確保するか [2017年7月21日1面]

 14年5月成立の「担い手3法」に代表される建設産業政策は、住宅・社会資本整備に携わる技術者や技能者の働きやすい環境を整備することに主眼が置かれてきた▼特に技能者については13年4月の大幅改定以来、公共工事設計労務単価の機動的な見直しを実施。末端まで浸透し切っていないとの指摘もあるが、技能者の処遇改善に向けて、これまでにないほどの対応が取られてきたのは確かであろう▼政府挙げての働き方改革が、建設分...続きを読む

回転窓/ダムカレーと玩具と豪雨 [2017年7月20日1面]

 取材でダムを訪れた際、近くでダムカレーを食べてきた▼こんもり盛られたご飯の堤体を崩すのは気が引けたが、勢いよくかきこんだ。帰宅後、家族に自慢すると、「ダムカレーなら最近テレビで見たよ」との返事。認知度がじわじわ高まっているようだ▼夏休み時期に入り、ダムの見学会やイベントが各地で開かれる。相模湖交流センター(相模原市)では、相模ダム建設70周年記念として、第4回ダムマニア展が開催中だ。全国のダムカ...続きを読む

回転窓/トンネル人生でうれしかったこと [2017年7月19日1面]

 「こんなところで仕事ができるのか」。1956年4月に黒部川第四発電所工事の大町トンネル(現関電トンネル)建設予定地を初めて調査に訪れた時、熊谷組の下請として施工に携わった笹島建設の笹島信義会長はそう思ったという▼大町トンネルの施工は難航を極めた。大量の湧水を伴う破砕帯に遭遇。これを突破するための苦闘は半年に及んだ。後に黒四プロジェクトを描いた映画『黒部の太陽』で主人公のモデルにもなった笹島氏が1...続きを読む

回転窓/町おこしにインフラ不可欠 [2017年7月18日1面]

 「これからは広域観光。観光資源を磨く必要もある」。12日に仙台市で開かれた経済フォーラム「がんばろう!東北」。かみのやま温泉(山形県上山市)の旅館の若おかみがさわやかな着物姿でそう意見を発表した▼人口減少の悪影響が忍び寄り、旅行者に一日でも長く滞在してもらう必要があると。地域の魅力を高め、情報を発信し、連泊してもらうために隣県の観光地の情報も提供するという▼かみのやま温泉一帯は、名産の「かみのや...続きを読む

回転窓/本来の目的はどうなった [2017年7月14日1面]

 応援をしたい自治体に寄付をすると、寄付額から2000円を引いた額が所得税や住民税から控除される「ふるさと納税」制度。総務省が先日発表した2016年度の寄付総額は前年度の1・7倍、2844億円に上り、4年連続で最多を更新した▼多くは都市に住む人が自分の故郷や好きな地域の自治体への寄付だろう。災害のあった地域の自治体への寄付も増えているそうだが、寄付に対する自治体からの返礼品も増加理由として見逃せな...続きを読む

回転窓/リケジョの将来に期待 [2017年7月13日1面]

 理工系に興味がある女子学生が、将来の働く姿をイメージして進路選択するのを産官学で応援する取り組み「理工チャレンジ」(リコチャレ)。理系女子(リケジョ)の採用に力を入れる各社は夏休みに狙いを定め、職場体験や女性社員との交流などのイベントを企画。自社事業への関心を高めようと知恵を絞る▼インフラ事業者も積極的だ。初参加の中日本高速道路会社は、建設現場や管制センターの見学会を開く。小田急電鉄も工事現場や...続きを読む

回転窓/なぜかアナログブーム [2017年7月12日1面]

 6月28日の小欄で、1960~70年代にはやったボードゲームの野球盤の人気復活を取り上げた。デジタル全盛時代になぜか盛り上がるアナログゲームのブームである▼こちらも、聴き放題のネット配信などデジタル化が行き着くところまで行った感じもある音楽の世界で、その名も懐かしいLPレコードやカセットテープがブームという。何がはやるか本当に分からない▼ソニーのグループ会社が先日、アナログレコードの自社生産を約...続きを読む

回転窓/「線状降水帯」の怖さ [2017年7月11日1面]

 自然科学の専門用語には、言葉自体は無味乾燥で何の変哲もないのに極めて恐ろしい現象を意味するものがしばしばある。近年よく聞く「線状降水帯」という気象用語もそんな言葉の一つと思われる▼次々発生する積乱雲が帯状に連なり、同じ地域に長時間、猛烈な雨を降らせる。九州北部の豪雨災害の原因がこの線状降水帯だと気象庁が分析している。暖かく湿った空気の流れ方、地形、上空の寒気…とさまざまな条件がそろうと積乱雲の帯...続きを読む
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