地方から都市への人口流出が続く中で、東京一極集中が大きな課題になっている。少子高齢化に伴う人口減少によって存続が困難になると予測される自治体も出ており、若年層の転出が人口減少に拍車をかけている。都市部も例外ではなく、郊外型の大型商業施設が増加した結果、中心市街地では空き店舗や低未利用地が目立ち、中心市街地の魅力を低下させている。そこで、大阪支社提言企画では「持続可能な地域社会の実現に向けて」をテ…

　サンケイビルが福岡市中央区で開発を進めていた賃貸オフィスビル「Ｓ－ＧＡＴＥ　ＦＩＴ天神南」が完成した。街や人に寄り添うオフィスをコンセプトとする「Ｓ－ＧＡＴＥ　ＦＩＴ」シリーズとして、九州エリア初の物件となる。働き方の多用化、感染症対策などオフィス変革期の幅広い要望に応えたレイアウト自由度の高いオフィススペースを提供する。設計、施工はともに東急建設が担当した。

　日本の建設現場で外国人材の活躍がますます期待されている。特定技能外国人を受け入れるための各種事業を展開する建設技能人材機構（ＪＡＣ、三野輪賢二理事長）の山本博之専務理事と建設産業専門団体連合会（建専連）の岩田正吾会長が対談。他国との獲得競争が一段と激化する建設分野の外国人材確保や、中長期的な活躍を視野に入れた支援策について意見を交わしてもらった。

　野村不動産と総合地所が横浜市金沢区で開発を進めていた大型物流施設「Ｌａｎｄｐｏｒｔ横浜福浦」が完成した。梁下有効高８メートルというマルチテナント型物件では類を見ない希少なスペックを持ち、有効高をフル活用した自動化倉庫で２０２４年問題を見据えた次世代型倉庫として運用される。海をイメージした外観デザインにより、地域に溶け込んだ一体感ある景観を形成している。設計・施工は錢高組が担当した。

　ピーエス三菱が札幌市中央区で開発を進めていた高齢者施設「メディカル・リハビリホームグランダ知事公館前」が完成した。同社札幌支店が設計・監理・施工を手がけるプロジェクトで、約２０００平方メートルの土地を栗林不動産から５０年の定期借地権で借り受けて建設した。同施設はベネッセスタイルケアが運営し、今年７月にオープン。看護職員を２４時間、機能訓練指導員をおおむね合計週４０時間配置するなど、入居者に寄り添…

　関西では２０２５年国際博覧会（大阪・関西万博）の開催を控え、多くの外国人旅行客の来訪が見込まれ、鉄道の輸送力強化や駅機能の改善が求められている。今後の鉄道ネットワークの強化も大きな課題であり、将来を見据えて国際競争力を一層強化しなければならない。関西の鉄道企画では、来年３月２３日に開業する北大阪急行延伸線にスポットを当て、大阪府箕面市の担当者に事業の概要や駅前のまちづくりについて聞くとともに、大…