論説・コラム

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回転窓/長く売れ続ける書籍を  [2018年6月8日1面]

 毎年、日本では7万冊もの書籍が出版されるそうだ。発刊されても書店に並ぶのはごく一部。インターネットが一般的になったとはいえ、出版された書籍の多くが時間と共に姿を消し、継続的に売れ続ける本はなかなか出てこない▼出版業界の現状を憂う仲間が集まり「長く売り続けられる書籍だけを作ろう」と数年前に立ち上げたある出版社。取材でその会社で働く編集者と話をする機会を得た。長く親しまれる本を「100冊出す」のが目標だそう▼常に自分の手元に置いておき、その内容をいつでも引くことができるようにしてある本を「座右の書」と呼ぶ。それほど高尚なものではないが、折に触れて読み返す本が何冊かある。記憶しているフレーズが正しいかどうか、ページをめくって確認するだけでもホッとする▼世界で最も読まれている書籍であろう聖書もクリスチャンの方たちにとってはまさに座右の書。毎朝開いたページの一節をかみしめ、その日一日の指針にすると聞いた▼ベストセラー作品にはならずとも、長く読み続けられる書籍を作るのは編集者の喜びだろう。信念を持った出版社の挑戦に期待したい。

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