論説・コラム

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回転窓/北へ向かう鉄路  [2014年12月2日1面]

 青函トンネルが開通してから今年で26年になる。津軽海峡を渡る青函連絡船を実体験した人も随分少なくなったことだろう▼16年3月の開業に向けて準備が進む北海道新幹線。青函トンネルを通過する奥津軽いまべつ~新函館北斗間で1日、実際の車両を使う走行試験が始まった。最初は時速30キロ程度で走り、徐々に260キロまでスピードを上げていくという▼「H5系」と呼ばれる車両は、東北新幹線と同じ緑色に北海道をイメージさせるライラックやラベンダーなどの紫色の帯をあしらったさわやかなデザインだ。北へ向かう鉄路にモノトーンのイメージを重ねてしまう人はもはや旧世代といえるのかもしれない。灰色の空に鉛色の海。大地を覆う地吹雪。夜行列車に無口な乗客…。何やら演歌か昭和歌謡の世界である▼北海道新幹線の車両デザインは、そんな暗さや湿っぽさをまったく感じさせないところが良い。新しい鉄道が新たな旅のイメージやスタイルをつくるのだろう▼函館から先、札幌までの延伸は20年以上先。その前倒しが検討されている。ライラックといえば札幌。ぜひ前倒しを実現してほしい。

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