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東洋建設/低空頭河川橋脚向け耐震補強技術開発/台船2隻で仮締切材接合  [2014年12月2日3面]

台船に搭載したクレーンで仮締め切り材をつり上げ

 東洋建設は1日、河川内の橋脚の耐震補強工事で工期を大幅に短縮できる新しい仮締め切り工法を開発したと発表した。桁下空間の限られた現場で施工できるように新開発した低空頭対応型クレーン台船を2隻使用。地上で鋼製仮締め切り材を大枠で組み立てた上で台船で現場に運搬し、対象橋脚の両側から挟み込むように接合・設置する。台船にカニクレーンを搭載し現地で仮締め切り材を組み立てる従来工法より工期を約75%短縮、コストも約10%削減できるという。
 開発した「ラクテック工法」は、定格荷重10トンづりのクレーンを搭載し、最小3メートルという低空頭下での作業を可能にした。仮締め切り材を大枠で組んだ状態で工事を開始できるため、潜水士による作業が減り、安全性の向上にもつながる。
 専用の作業台船は標準タイプで、長さ21・2メートル、幅10・7メートル、深さ1・5メートルの規模。分割された小さなブロックを連結する組み立て式で、施工条件に合わせて台船のレイアウトを変更することが可能という。13年度に鉄道橋の耐震補強工事で初適用。14年度も同種工事で導入する予定。
 老朽化した道路や鉄道の橋梁は、地震発生時に輸送路を確保する観点からも早急な耐震補強が求められている。ただ、一部の橋梁は桁下空間が狭く、大型重機が使えないために工事が先送りされているケースもある。河川内の工事は施工期間が渇水期に限定されるので工期短縮も課題だ。同社は、現場の施工条件からこれまで着手できずにいた橋脚の耐震補強工事に有効な工法として、鉄道会社を中心に積極的に採用を提案していく。

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