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長大グループ/シンガポール企業に資本参加/海外展開加速へ足場固め  [2014年12月3日3面]

 長大とグループ会社の基礎地盤コンサルタンツ(東京都江東区、岩崎公俊社長)は、シンガポールの建築構造設計会社ブーロ・エンジニアリングに資本参加した。グループを挙げて取り組んでいる海外事業拡大策の一環で、社名を「長大&ブーロ・エンジニアリング」に変更。両社との連携を深め、東南アジア地域で建築、土木両案件の受注拡大を目指す。
 長大と基礎地盤コンサルがブーロ社に出資し、出資比率をブーロ社51%、長大39%、基礎地盤コンサル10%とした。資本金は約61万5000シンガポールドル(約5850万円)。11月7日付で社名変更を実施し、新体制で事業活動を始めた。
 長大は取締役会の上位組織である経営委員会に委員長を派遣。ホテルや集合住宅など建築分野に特化したブーロ社の構造設計技術に、長大が持つ橋梁を中心とする土木分野の構造設計技術と、基礎地盤コンサルの地盤調査・設計技術を融合させ、シンガポールをはじめ東南アジア地域で業容拡大を目指す。
 今後は、長大が手掛ける東南アジア地域での政府開発援助(ODA)案件やPPP関連業務を支援。同時に長大グループの海外展開に不可欠な営業情報の収集拠点としても機能させる。基礎地盤コンサルがシンガポールの拠点と連携し、地盤調査・設計と建築構造設計のノウハウを融合した事業展開も目指す。
 同社は13年6月以降、海外拠点整備として韓国、トルコ、フィリピン、ベトナムの4カ国に現地法人や連絡事務所を設置した。韓国に全額出資で設立した長大コリアは、国内では確保が難しい経験豊富な技術者を現地で採用し、海外のプロジェクトに派遣するための拠点。ベトナムには現法として長大・基礎地盤ベトナムを設立し、トルコとフィリピンには連絡事務所を設けた。15年9月期はブーロ社への出資のほか、インドネシアに現法を設立するための準備を進め、海外事業の拡大に向けた足場固めに取り組む考えだ。

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