論説・コラム

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回転窓/応災力を担う業界  [2014年12月10日1面]

 3年ほど前の冬に車で山中の道路を走っていた時、激しく降る雪でいつ立ち往生してもおかしくない状況に直面したことがある。夜間にどんどん降り積もる雪を見て、言いようのない恐怖感を覚えた▼先週来、各地で大雪による被害が相次いでいる。徳島県内では集落が孤立し、犠牲者も出る大きな被害が発生。今年2月の関東甲信地方を襲った豪雪の被害が記憶に新しいだけに、これからの本格的な冬が気掛かりだ▼日本建設業連合会が来春の策定に向け検討している中期ビジョンのたたき台に「応災」という言葉が盛り込まれた。災害が起きた際の対応を指すのが「応災」。企業規模を問わず建設業が担っている大きな役割に他ならない▼災害時に業界は国や自治体などとの協定に基づき動く。協定に反しても罰則があるわけではないが、建設会社は現場に駆け付ける。こうした非常事態に不可欠な存在を「半官半民と言えるのではないか」と藤井聡京大大学院教授は言う▼山中で立ち往生しかけた夜、こうこうとライトを照らして走ってきた除雪車がどんなに頼もしかったことか。今も忘れられない光景である。

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