論説・コラム

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回転窓/南三陸町の復興と政治的空白  [2014年12月15日1面]

 宮城県南三陸町では、旧市街地のかさ上げや高台移転のための土地造成が急ピッチで進んでいる。東日本大震災の津波で町が壊滅するほどの被害を受けただけに、復興の進展が分かりにくかったが、新たなまちづくりが目に見えてきた▼陣頭指揮を執ってきた佐藤仁町長の著書『南三陸町長の3年』(河北新報出版センター)にはこれまでの苦労が。町民の安否確認、食料の確保、集団二次避難先の手配、高台移転用地の取得-。星空を仰ぎ一人で涙したこともあったという▼佐藤町長が「腹が立って腹が立って」と振り返る出来事がある。11年6月の菅直人内閣(当時)に対する不信任決議案の国会提出だ。誰もが復興に懸命になっている時に、解散総選挙に至れば数週間の政治的空白が生じる。結果的に否決されたが、国政のドタバタに被災地は失望と落胆を味わったという▼衆院選の結果が出た。突然の解散総選挙に戸惑い、その意義に疑問を抱いたまま一票を投じた方も多かろう。いかなる理由があろうと、政治的空白が生じたのは明らかだ▼今回の選挙を国家として大きく前進する糧にしなければならない。

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