論説・コラム

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回転窓/長距離列車のロマン  [2014年12月16日1面]

 大陸はさすがにスケールが違うと感じさせられたニュース▼スペインと中国を結んで世界最長区間を走る貨物列車の第1号が、3週間の旅程を終えてスペインのマドリードに到着したと先週、通信社の外電が伝えていた。中国東部の義烏市を11月18日に出発し、カザフスタン、ロシア、フランスなど6カ国を経てスペイン入りした▼その距離、実に1万3000キロ。船便より時間・コストを大幅に削減でき、欧州の鉄道会社が来年前半にも定期便の運行を始めるという。もし客車で旅することができたなら、さぞ楽しかろうと想像する▼翻って日本では先日、上野と札幌を結ぶ長距離寝台特急「北斗星」が来春で廃止されるとの報道があった。走行距離は1215キロと大陸から見たらかわいいものだが、JRが定期運行する旅客列車では最長らしい。ブルートレインはこれですべて姿を消すというから何とも寂しい限りである▼新幹線やリニアも悪くはないが、機関車が引く長距離列車に揺られての旅にはロマンがある。「鉄道復権」が言われる時代。効率追求ばかりでなく、選択肢がもっと広がってもよいと思うが。

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