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越ノイバイ空港第2ターミナル・ニャッタン橋完成/国交相・施工会社ら出席し式典  [2015年1月6日1面]

T2前でテープカットを行う関係者

 【ハノイ=牧妙】ベトナムの首都ハノイで4日、ノイバイ国際空港第2ターミナル(T2)と東南アジア最大の連続斜張橋・ニャッタン橋、これらを結ぶ連絡道路の合同完成式典が行われた。日本政府はこれらの事業に総額1300億円の円借款を供与。式典にはホアン・チュン・ハイ副首相らベトナム政府幹部に加え、日本の太田昭宏国土交通相や施工した建設会社の代表らが多数出席し、総事業費1800億円の大型インフラ整備事業の完成を盛大に祝った。
 昨年12月31日に開業したT2は大成建設が現地企業ビナコネックスとのJVで施工を担当した。T2横で行われた式典で、太田国交相は「両国の協力関係を象徴する事業」と事業の意義を強調。延べ約15万平方メートルの建物と空港設備を34カ月という短工期と死亡災害ゼロで完成させた関係者らに敬意を表した。大成建設の山内隆司社長は、大きなトラブルもなく開業を迎えられた喜びと、発注者のベトナム空港公社などへ謝意を示し、「これからは空港だけでなくさまざまなインフラ建設に参入し、ベトナムの発展に貢献することが当社の使命だ」とあいさつした。ハイ副首相も、「年間1000万人の旅客に対応できる首都にふさわしい玄関口が完成した」とし、日本政府や施工者、コンサルタントへの感謝を述べた。
 「日越友好橋」とも呼ばれるニャッタン橋の建設事業では、斜張橋と北側アプローチ橋をIHIインフラシステム・三井住友建設JV、南側アプローチ道路を三井住友建設・ビナコネックスJV、北側アプローチ道路を東急建設が施工した。橋上で行われた開通式典には、IHIの出川定男副社長や三井住友建設の則久芳行社長らが出席。出川副社長は「世界的にも珍しい6径間連続斜張橋の施工に当たり、日本の最先端技術を余すことなく活用した。美しい外観がハノイ市民に親しまれることを望む」とあいさつした。
 開通を宣言したハイ副首相は「ハノイ市街と空港間の所要時間がこれまでの1時間以上から約35分に短縮される。北部の地方省や沿道の社会・経済発展に極めて重要だ」とあいさつ。テープカットや記念碑の除幕、渡り初めが行われた。式典終了後に報道陣の質問に答えた太田国交相は、「重要プロジェクトへの参画で日本の技術の信頼性が増した」とし、昨年設立した海外交通・都市開発事業支援機構も強みに挙げて今後のインフラ輸出拡大に期待を示した。

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