工事・計画

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東京・中央区/晴海地区地下鉄新線で調査結果/3セクが整備・運営、中間駅3駅  [2015年6月9日4面]

地下鉄新路線の整備検討地域

 東京・中央区は、2020年東京五輪で選手村が建設される晴海地区を通る地下鉄新路線の整備に向けた調査結果を公表した。整備・営業主体として第3セクターを設置し、北側の銀座付近~南側の国際展示場付近(延長約5キロ)に中間駅3駅を含む計5駅を整備する方針。今後は臨海部~都心部の交通網強化を図るため、銀座駅付近から北側への延伸も検討する。25年の開業を目指す。選手村の建設地は晴海4、5丁目の都有地(約44ヘクタール)。20年までに高層宿泊施設22棟を建設する計画で、五輪後には分譲・賃貸住宅に転用される。選手村の周辺でも、マンション開発の機運が高まっており、地下鉄新路線の整備検討地域沿道で人口が約5万人増加すると予想されている。
 これを受け、区は人口増加を見据えた交通インフラの整備が必要と判断。14年2月に地下鉄新路線の整備に向けた導入可能性調査に乗りだした。調査結果によると、中央区が地下鉄新路線の整備を検討する対象地域は、北側の東京メトロ銀座線銀座駅周辺~南側の国際展示場周辺(総延長は約5キロ)。起点・終点として「新銀座駅(仮)」と「新国際展示場駅(仮)」を整備する方針だ。「新銀座駅(仮)」を起点とした場合は、終点の「新国際展示場駅(仮)」に到着するまで勝ちどき、晴海、豊洲6丁目付近を通過する。具体的な整備地は未定だが、中間駅は3カ所を想定する。駅間の平均距離は1~2キロ。
 地下鉄新路線の整備にかかる概算事業費は、5両編成で約1625億円、10両編成で約1995億円。費用便益比(B/C)は30年間で5両編成では1・6、10両編成では1・4、50年間で5両編成では1・9、10両編成では1・6と基準値1・0を上回ると分析。収支の採算については、運行開始から5両編成の場合は15年、10両編成の場合は19年で黒字に転換すると予想した。今後は、都心部から臨海部へのアクセス性の向上を図るため、起点・終点の駅となる「新銀座駅(仮)」から北側への延伸計画を検討する。東京メトロ・都営地下鉄など既設鉄道や、都が都心部~臨海副都心部間で整備を検討している「バス高速輸送システム(BRT)」との連携も検討する。区は地下鉄新路線の整備に向け、「都心部と臨海部を結ぶ地下鉄の整備に向けた検討調査委員会」(委員長・森地茂政策研究大学院大学客員教授)を設置。オブザーバーとして、国土交通省関東運輸局、東京メトロ、東京臨海高速鉄道、都市再生機構の4者が参加する。

コメント

  • sonoyan より:

    湾岸エリアは人口増が進んでいるが、それは都心へのアクセス、職住近接が求められているからでしょう。
    昔と違い、今は女性も総合職、専門職でバリバリ働いており、男女で子育て家事をこなし、キャリアアップや趣味の時間も欲しいとなれば都心に住むのが効率的なわけです。
    そのような人たちは世帯年収も良いので、消費も活発です。このような人たちが住む湾岸エリアの弱点が今のところ交通アクセス、改善を進めれば経済効果も大きいと思います。
    これから少子高齢化が進み、都心回帰も進んでいる中で地方や郊外のインフラ整備するよりもリターンは大きいはずです。

  • 長谷川隆 より:

    ここの辺の路線、地下鉄なんて止めませんか?
    諸外国で断然に新設している
    「路面電車」にすべきです!
    路面電車と言っても昔の都電では無く
    「LRT」です!
    公共事業の財政から言っても
    もう地下鉄は不要です。

    パラリンピックの趣旨からいっても
    地下へ高架へワザワザ上り下りの必要のない
    御体の不自由さのある方々にも
    簡単に利用できる地上を走る意味が大きいと思います

    お金をかけての発想は新国立競技場を見ても判るように
    後の維持は子供たちが背負うのです

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