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上場ゼネコン大手4社/15年4~6月期決算/民間建築受注好調、土木落ち込み補完  [2015年8月7日3面]

上場大手ゼネコン4社の15年4~6月期単体受注高

 上場ゼネコン大手4社の15年4~6月期決算が6日に出そろった。業績の先行指標となる受注高(単体ベース)は、清水建設、大成建設、鹿島が前年同期の実績を上回り、3000億円台に載せた。大林組を含む4社とも前年同期に落札金額が1000億円を超える東京外かく環状道路(外環道)都内区間の本線トンネル工事をJVのスポンサーとして受注した反動減で、土木は全社が減少。製造業の業績回復で工場など民間建築の受注を伸ばし、土木の落ち込みをカバーした。国内建設市場は、公共投資が減少に転じているが、民間の投資マインドの改善により、製造業・非製造業いずれも工事の発注量が上向き、15年4~6月期の受注高は全体として堅調に推移した。
 開発事業などを含む4社の単体受注高は、清水建設が3678億円(前年同期比1・8%増)で最多。大成建設3673億円(25・1%増)、鹿島3410億円(30・4%増)、大林組2802億円(13・3%減)と続く。
 4社とも前年同期に外環道都内区間の本線トンネル工事を受注した影響で、土木の国内官公庁は4社とも2桁の大きな減少となった。この影響で、民間、海外含む土木全体でも全社がマイナスとなった。一方で建築の受注は全社が増加した。特に国内の民間工事が好調で、大成建設がトップの2606億円(118・3%増)。鹿島が2387億円(82・9%増)、清水建設が2346億円(30・7%増)、大林組も2014億円(17・6%増)と大幅に伸ばした。鹿島、大林組、大成建設の3社は、民間建築の受注高が建設事業全体の7割超を占めている。国内と比べ、海外は各社とも低調に推移する中、清水建設は土木で前期比661・3%増を達成した。ベトナム高速道路公社から、ホーチミン市南部で計画されている全長2764メートルの長大橋梁建設工事を受注したことがけん引した。15年4~9月期の単体受注高は、大林組を除く3社が前年同期比で減少を予想。16年3月期は4社とも前期実績を割り込むとみている。採算性に影響する現場の人手不足は解消しておらず、各社とも品質を満たす生産体制を維持しながら、採算重視の受注活動を引き続き徹底することになりそうだ。

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