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新日鉄住金エンジ/海外現地拠点機能拡充/シンガポールとタイに支店開設  [2015年9月3日3面]

 新日鉄住金エンジニアリングが、海外事業拡大の一環で現地拠点機能の拡充を進めている。1日付でシンガポールとタイに支店を開設したほか、インドの子会社のNSEIは営業メニューを拡充した。プロジェクトの情報収集機能を強化することで受注増につなげる。親会社の新日鉄住金との連携も深め、製鉄プラント、環境・エネルギー、海洋鋼構造物などの分野を中心に売り上げを伸ばしていく。
 新日鉄住金エンジの15年度業績見通しは、受注高3300億円(14年度3021億円)、売上高3200億円(3486億円)、経常利益180億円(187億円)。海外事業は14年度に売上高全体の28%となる976億円を達成した。ここ数年は、おおむね30%前後で安定して推移しているが、さらなる成長を目指し、海外拠点機能の拡充を進める。
 東南アジア地域では、シンガポールとタイに設けた新支店のうち、シンガポール支店に周辺国の情報統括拠点としての役割を担わせる。新日鉄住金の現地拠点と連携し、顧客情報やプロジェクト情報などを共有しながら事業を進めていく。得意とする製鉄プラントや海洋鋼構造物分野の事業以外でも、コージェネレーション(熱電併給)システムを活用した工場設備の運営・維持管理サービスや廃棄物処理発電システムの構築事業などを展開していく。
 インド子会社のNSEIはこれまで製鉄プラントの整備を中心に事業を展開してきたが、同社が保有する全事業領域をカバーできるよう営業メニューを拡充。将来的には人員も増やし事業領域の拡大を進める。このほか、ドイツとブラジルの新日鉄住金現地事務所に派遣している駐在員の営業地域や商品メニューを拡大し、市場開拓を進める。
 海外事業の目標については、現在16~20年度の中期経営計画を策定中のため、具体的な数値を明らかにしていない。2日に都内で記者会見した加納永清営業本部営業企画部長は「当社が持つすべての事業分野で成長のチャンスがあると考えている。製鉄プラント、海洋鋼構造物を中心に、伸ばせる分野を自然体で伸ばしていきたい」と述べた。

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