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鈴木組/社内職業訓練校でとび工の技能照査実施/22期生6人が挑戦  [2016年2月8日3面]

実技試験では、時間に追われながらも正確に鋼管を組み立てていった=5日午前、東京都立城東職業能力開発センターで

 とび・土工工事業の鈴木組(東京都文京区、鈴木央社長)が運営する教育訓練校「鈴木職業訓練校」(東京都足立区)で、22期生のカリキュラムが大詰めを迎えている。昨年4月に高卒生6人が入校し、座学と実技を通じて仮設技能工としての知識や技能を学んできた。4~5日に東京都の立ち会いによる技能照査が行われ、全員が無事合格した。今後、技能士補として各現場に配属される。
 鈴木組は、大林組の主力協力会社の一つ。職業訓練校は、東京都知事に認定された建築施工系とび科の企業内訓練校として94年に開校した。新入社員を一人前の架設技能工として現場に送り出すことが目的で、教育期間は1年。入社と同時に入校し、給料をもらいながら全寮生活を送り、1600時間の教習と特別教育、技能講習を受ける。
 22期生は昨年12月に座学を完了。1月からは技能照査に向けた実技の演習を繰り返してきた。卒業試験の意味合いを持つ技能照査は、2日間の日程で実施。1日目は訓練校で学科試験を行った。全100問の建築全般に関する問題が出題され、○×形式で回答した。
 2日目の実技は、訓練校と同じ区内にある東京都立城東職業能力開発センター内の屋内施設で行った。従来は訓練校の敷地内で実施してきたが、無料で利用できるのに加え、天候に左右されずに試験を行えるため会場に選んだという。
 課題の一つは、鋼管による組み立て基本作業。同校の学長を務める鈴木社長や都の担当者、大林組の関係者らが見守る中、単管パイプをラジェットを使いながら組み上げていき、全員が所定の時間内に完成させた。
 副学長の高野伸一郎専務は「訓練校のきっかけは、職人にも教育が必要だという先代の発案。建設現場の技能労働者の確保がより深刻化している中、訓練校での教育は採用活動にもつながる。修了生には、技能五輪にも挑戦してほしい」と話している。
 4月4日に22期生の修了式と23期生の入校式を行う予定だ。

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