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西松建設、京都大学/排水中の溶存VOCを分離・除去/高効率ばっ気処理装置を実用化  [2016年6月10日3面]

処理ユニットによるばっ気処理フロー

 西松建設は、VOC(揮発性有機化合物)を含有する地下水や工場排水などを高効率でばっ気処理できる装置を京都大学大学院と共同で開発、実用化した。マイクロ/ナノポーラスセラミック膜(セラミックモジュール)で発生させた微細気泡を利用し、排水中の溶存VOCを分離・除去する。従来より微細な気泡を使うことで高効率なばっ気処理効果を得られるという。
 VOC汚染水などのばっ気処理では、空気を送るブロワーと処理水槽、活性炭などのオフガス処理槽による浄化装置が、比較的簡単かつ低コストで処理できるため広く普及している。ただ、目標処理濃度が厳しい場合や処理容量を大きくしたい場合は、大きな処理水槽を複数設置する必要があり、処理性能の向上に限界があった。
 今回開発した装置では、直径27・2ミリ、長さ500ミリのセラミックモジュール6本で形成する処理ユニットを利用し、従来の気泡(1ミリ以上)よりも小さい1ミリ未満の微細気泡を発生させることで、VOCの気液分離効率を大きく向上させた。
 処理ユニットは幅640ミリ、奥行き280ミリ、高さ600ミリの大きさで、3台で既存装置2台分の処理能力を発揮する。コンパクトなため、既存装置の水槽内に必要な台数を追加設置するだけで、簡単に処理能力を調整できる。
 従来と違って処理装置を増やさずに処理効率を上げられるため、狭いスペースで高度な処理が求められる現場を中心に普及を図る考えだ。

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