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企業・経営

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17年に節目迎える企業/奥村組と大本組が創業110周年/巴コーポは100周年  [2016年12月26日3面]

 今年も残り1週間を切った。来年2017年に建設業界では、多くの企業が創業や設立からの節目を迎える。上場ゼネコンでは、奥村組と大本組が共に1907(明治40)年の創業で来年が110周年。1917(大正6)年創業の巴コーポレーションは100年企業の仲間入りを果たす。専門工事会社や設備工事会社でも節目を迎える企業が少なくない。各社はそれぞれの節目を機に次への飛躍を目指す。
 民間信用調査会社の帝国データバンクがまとめた「周年記念企業調査」によると、17年に10年刻みで節目を迎える企業は全国で14万5103社に達する。建設業では10周年が4882社、50周年が8697社、100周年が124社。特に50周年を迎える企業が多く、業種別では最多の37・4%を占める。
 上場ゼネコンのうち、創業110周年を迎える奥村組は、1907年に創業者・奥村太平氏が森本組初代社長の森本千吉組長に弟子入りし、奈良県で土木建築請負業に従事することになったのが始まりだ。土木はシールドや山岳などトンネル建設を得意とする一方、建築は国内初の実用免震ビルを建設するなど「免震のパイオニア」としての地位を築いてきた。
 同じ1907年に大本組の創業者・大本百松氏は岡山県で建設請負業を創業した。海洋土木工事で実績を重ね、大深度ニューマチックケーソン工法や無人化施工技術に強みがある。首都圏での体制を一段と強化するため、東京本社の自社ビルを東京都港区青山に建設し、今年3月移転した。
 巴コーポレーションは100周年、長谷工コーポレーションと大末建設は80周年をそれぞれ迎える。巴コーポレーションは、1917年に野澤一郎氏が前身となる「巴組鉄工所」を東京で創立。送配電用鉄塔・鉄柱の国産化に着手し、研究開発、設計・製作上の技術的課題を克服して企業化に成功した。
 1937(昭和12)年の2月に長谷工コーポレーションが兵庫県尼崎市で、3月に大末建設は大阪府松原市で創業した。
 終戦間もない1947(昭和22)年に創立し、70周年を迎える企業も多く、基礎・地盤工事業では日特建設、機械器具設置工事業では太平電業、東京エネシス、電気通信工事業では西部電気工業、日本電通、神田通信機、はつり・解体工事業ではベステラなどが名を連ねる。
 節目を迎える17年を前に、周年記念事業を進めている企業もある。1917年に北九州市でスタートを切ったTOTOは、創立100周年記念事業の一環として、15年8月に「TOTOミュージアム」を創業地に開設している。

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