工事・計画

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山口県宇部市/新庁舎設計/佐藤総合計画に  [2017年1月11日11面]

 山口県宇部市は、「宇部市新庁舎建設基本・実施設計業務」の委託先を決める公募型プロポーザル方式で最優秀提案者に佐藤総合計画を選定した。同社は市内企業枠に登録されている5者の中から1者以上を選定してJVを結成、市は1月下旬めどに同JVと委託契約する。次点は石本建築設計事務所だった。
 同プロポーザルでは、代表企業枠と市内企業枠に分けて公募。代表企業枠については両設計事務所のほか、梓設計、新居千秋都市建築設計、隈研吾建築都市設計事務所が技術提案した。
 業務内容は宇部市本庁舎と宇部税務署の合築施設整備、既設建物解体の基本・実施設計一式。BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)などの3次元建物情報モデル構築による各種空間計画の検討と市民向け公表用動画データの作成(基本設計、実施設計)や、市庁舎と税務署の合築に伴う検討業務、ライフサイクルコストを含めた長期修繕計画・建物保全データ、地盤補強計画、広場設計なども行う。
 計画地は現市庁舎がある常盤町1の7の1。敷地は約1万5400平方メートル。計画施設規模は延べ1万8500平方メートルを想定し、構造などは設計段階で検討していく。概算予定工事費は約93億4000万円。19年度以降の工事発注を予定している。
 審査講評によると、最優秀に選ばれた佐藤総合計画の提案は、基本計画、業務内容に加え、業務理解度・取り組み意欲を最も高く評価。さらに評価テーマについて、▽宇部の美しさを感じ、まちづくりを先導する庁舎の実現では「市民回廊が街とつながり市民活動を誘発、庁舎をヘルスケアシティーの行政拠点とする考え方に独創性がある」▽市庁舎と税務署の一体的整備のメリットを生かした、誰もが利用しやすい庁舎の実現では「市民回廊を中心に、執務エリアと市民エリアを近過ぎず、離れ過ぎず、うまく分離していること、税務署と市の税務担当部門を2階同一フロアに配置しつつ、独立運用を可能とすること、立体駐車場と新館を渡り廊下で接続し閉庁時でも市民活動エリアに直接アクセスできる計画など、誰もが利用しやすく、市民協働を誘発する庁舎として検討されている」-などと高く評価した。
 既存の庁舎を活用しながら1期計画で庁舎棟を建設、2期計画で市民活動エリアである「市民回廊」を整備するなど、仮庁舎が不要な建て替え計画、既存地下躯体の雨水貯留槽としての活用など、コスト縮減策や庁舎の配置計画なども評価した。

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