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埋浚協/常陸那珂港(茨城県)で「うみの現場見学会」開く/学生・教員20人参加  [2017年3月1日2面]

 日本埋立浚渫協会(埋浚協)は2月28日、第20回「うみの現場見学会」を茨城県の茨城港常陸那珂港区で五洋建設・みらい建設工業JVが進めている「茨城港常陸那珂港区中央ふ頭地区廃棄物埋立護岸築造工事」の現場で開いた。港湾、空港、海洋関係のインフラの必要性や会員企業の取り組みを知ってもらう活動の一環。茨城大と筑波大の学生・大学院生と教員計20人を招き、円筒の大型鋼板セルを据え付ける工事を見てもらった=写真。
 見学会には、発注者の国土交通省関東地方整備局や埋浚協の事務局と広報部会の関係者も参加し、質問に答えた。現地では東京電力常陸那珂火力発電所から出る石炭灰を受け入れる新たな処分場(全周約3000メートル)を建設するための護岸整備が国交省と茨城県の工区それぞれで進行中。陸上で組み立てた直径21~26メートル、重さ約240トンの鋼板セルを大型起重機船で運搬・設置し、土砂を中詰めして巨大な壁を構築したり、鋼材と鉄筋コンクリートによるハイブリッドケーソンの据え付けを行ったりする。
 河瀬伸幸埋浚協企画広報委員会副委員長は「近くで見る機会のない港湾工事を身近に感じてほしい」と趣旨を説明。「完成した時の満足感、充実感は言葉にできない。携わってみたいという気持ちがあれば進路にマリコンを選んでほしい。発注者の立場であれば国交省も選択肢になる」と述べた。西谷和人関東整備局鹿島港湾・空港整備事務所副所長は「常陸那珂港は歴史は浅いが活気がある。港湾が重要なインフラであることを理解し、港湾、海上土木に興味を持ってほしい」とあいさつした。
 学生はセルの製作ヤードで溶接や曲げ加工の説明を聞き、組み立てたセルの内部も見学した。鹿島港湾・空港整備事務所によると、製作ヤードに学生が入って見学するのは初めて。学生は、セルとケーソンの構築場所を変えた理由や、常陸那珂港特有の施工の苦労などを質問。原田隆郎茨城大准教授は「大変勉強になった。学生にアピールしたい」と感想を述べた。町田周一埋浚協関東支部長は「インフラは生活の基盤。ぜひマリコンに来て力を貸して下さい」と呼び掛けた。

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