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フォービル/FRP製システム型枠を開発/30ミリ単位で規格化、未熟練者も作業容易  [2017年3月15日3面]

新型型枠「ガッチ」

森本会長

 型枠工事業のフォービル(大阪市旭区、森本隆之代表取締役会長)は、耐久性に優れた繊維強化プラスチック(FRP)素材のシステム型枠を開発した。壁、スラブ、柱、梁とも30ミリピッチで規格化。型枠パーツを玩具ブロックのように組み合わせることができるのが特徴で、未熟練技能者でも簡単に作業可能という。
 通常の型枠部材は、スラブ・壁が30ミリピッチ、柱・梁が50ミリピッチと寸法の単位がばらばらな上、仕様に合わせて合板を切り張りする作業が必要なため、非効率なのが課題とされる。
 開発した「ガッチ」は、型枠寸法を30ミリ単位でモジュール化。型枠間はクリップと座板で接合し、入隅・出隅は専用役物で対応する。建築だけでなく土木工事の現場でも繰り返し転用が可能で、剛性が高く良好なコンクリート面に仕上がる。
 複雑な形状でも、事前組み立てを行うことで、大幅な工数の削減が可能。従来の型枠に比べ、材工でコストを17%減、型枠製作工程をすべてシステム化できれば、最大で40%減が可能という。
 同社が製造し、同業他社にレンタルする。利用者の評判は上々で、13年に大阪府内の建築現場で初採用されて以来、着実に実績を重ねている。
 ガッチを考案した森本会長は、知人を介してFRP加工業者と知り合い、FRPでの型枠製作を打診。大阪市立工業試験所にも相談し、特殊金物でのFRP型枠の試作を繰り返し、最初に600角パネル10枚を製作したという。
 森本会長は「現場の省力化を目的にプレキャスト工法の導入など工業化が進む中、合板を切り張りする型枠工事はいまだに非効率だ。職人の絶対数が減り、このままでは現場が回っていかなくなる」と危機感を募らせており、新型型枠に期待を込める。
 特許を取得済みで、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)への登録を目指している。4月7日に大阪市都島区の太閤園で新型型枠の展示会を開き、発注者やゼネコン、設計事務所、型枠専門業者に性能をPRする。

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