工事・計画

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北海道開発局、北海道/緊急治水対策が確定/696カ所の復旧に831億円投入  [2017年3月17日8面]

 北海道内で昨年8月下旬に発生した台風災害に関して、道管理河川の国による災害査定が完了したことを受け、道と北海道開発局が19年度にかけて集中的に取り組む「北海道緊急治水対策プロジェクト」の内容が確定した。国と道の管理河川合わせて696カ所の改良復旧や集中的な治水対策に約831億円を投じる。
 「北海道緊急治水対策プロジェクト」はハード・ソフト両面での緊急的な治水対策を盛り込んだもので、昨年12月に開発局と道が発表した。今回、これに道管理河川の復旧計画を追加した。
 道管理河川の復旧箇所は588カ所。うち「原形復旧」が582カ所で事業費約431億円。改良復旧などの「再度災害防止」では、事業期間がおおむね3年間の「河川災害関連事業」が3カ所で約41億円、4~5年程度を見込む「河川災害復旧助成事業」が3カ所で約143億円。再度災害防止の事業費には原形復旧の災害復旧事業費も含まれる。
 主な河川の対策を見ると、十勝川水系のペケレベツ川では約80億6000万円を投じ、延長4696メートルの区間で5カ所の橋梁の架け替えなどを実施する。事業完了年度は20年度。
 パンケ新得川では延長1680メートルの区間で河床の洗堀を防止する帯工と勾配を緩和する落差工を設置し、2カ所の橋梁を架け替える。事業費は22億2000万円で、完了予定年度は21年度。
 芽室川では延長1895メートルの区間で河道の拡幅、築堤工、水流の勢いを弱める水制工の設置などを行う。事業費には11億9000万円を投じ、18年度の完了を目指す。
 空知川水系の空知川では延長3900メートルの区間で河道の拡幅、護岸工、排水工などを実施する。事業費は21億円。辺別川では延長1030メートルの区間で落差工や帯工などを設置する。事業費は8億2000万円。いずれも18年度の完了を目指す。
 このほか、沙流川水系沙流川では延長4896メートルの区間で河床の掘削や水制工の設置などを実施。事業費は39億8000万円を見込み、19年度の完了を目指す。
 国管理河川は十勝川水系十勝川、常呂川水系常呂川などの108カ所で約317億円を投じて堤防整備などを実施する。内訳は原形復旧が81カ所で事業費145億円、改良復旧などの再度災害防止が27カ所で173億円。
 台風被害を受けた道内市町村の管理河川では、北海道緊急治水対策プロジェクトとは別に179カ所で約19億円を投じて原形復旧が行われる。
 道管理河川のハード対策実施箇所と事業費は次の通り。
 ▽宗谷総合振興局管内=原形復旧1カ所(2000万円)▽上川総合振興局管内=原形復旧126カ所(70億円)、再度災害防止2カ所(29億円)▽オホーツク総合振興局管内=原形復旧3カ所(2億円)▽十勝総合振興局管内=原形復旧285カ所(274億円)、再度災害防止3カ所(115億円)▽日高振興局管内=原形復旧39カ所(44億円)、再度災害防止1カ所(40億円)▽渡島総合振興局管内=原形復旧1カ所(1000万円)▽胆振総合振興局管内=原形復旧10カ所(1億円)▽空知総合振興局管内=原形復旧48カ所(7億円)。

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