「開通」と「延伸」折り返す三陸沿岸道路整備事業

2017年3月27日 特集

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 復興道路として整備中の三陸沿岸道路(三陸縦貫自動車道、三陸北縦貫道路、八戸・久慈自動車道)は、主要構造物の着手率が9割を越え、今年度内で宮城県仙台市から青森県八戸市に至る総延長359キロのうち約170キロ分が部分的な開通を果たした。この間、各施工工区の建設現場は、地域に寄り添いながら復興の下支えとして地域の情報発信を続けてきたが、地元の活性化や産業活用といった視点で三沿道に期待する地元の声が聞けるようになった。進む復興道路、命の道は発展への路へと効果を広げつつある。