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五洋建設/のり付け型フッ素壁紙を開発/裏打ち層に不織布、耐水性を飛躍的向上  [2017年4月19日3面]

フッ素壁紙は50メートルロール単位で販売する

 五洋建設は18日、高い衛生度が求められる施設向けに、のりで張り付けて施工できるフッ素壁紙を開発したと発表した。裏打ち層に耐水性のある不織布シートを導入し、耐水性を飛躍的に向上させた。先行開発した離けい紙を剥がして張り付けるシート状のタイプと合わせ、積極的に採用を提案するとともに、建設会社などに販売していく。
 同社は、タックシートタイプのフッ素壁紙を2007年に開発した。フッ素樹脂の中でも純度が高いETFEを表面層に使用し、優れた撥水(はっすい)性や防汚性、耐薬品性が特徴で、食品工場などの天井や内装壁を中心に適用してきた。
 このタイプは、下地が金属面の窓枠や金属製扉などの部位に適しているが、プラスターボードなどの一般的な下地の場合は、壁紙用ののり付け機を使用した一般的な施工に比べ、施工性が低下する点が課題とされる。
 一方、一般的なのり付けタイプの壁紙に使われる紙質系の壁紙裏打ち層では、水が掛かった場合、壁紙の目地部分に水分が侵入し、裏打ち層が壁から剥がれやすくなるため、目地の目開きにより耐水性が低下することが懸念される。
 新しく開発したのり付けタイプの壁紙は、耐水性を向上させると同時に、ロール状ののり付けタイプにすることを可能にした。幅も一般の壁紙と同じサイズの約910ミリとすることで、一般の壁紙用ののり付け機で施工できるという。
 のり付けタイプ、タックシートタイプいずれもホルムアルデヒド発散建築材料試験で最上位規格を示す「フォースターランク」に合格し、国土交通大臣認定を取得した。建築基準法に基づく規定に適合した不燃材料としても大臣認定を取得している。
 防火区画の規定にかかわらず、壁面、天井面からドア枠まで部屋全体をフッ素樹脂で覆うことが可能で、部屋の衛生度を大きく向上させることができる。
 設計価格は、1メートル当たり、のり付けタイプが3200円、タックシートタイプが5800円で、50メートルロール単位で販売する。販売元はグループのペンタテクノサービスが務める。建材商社を通じた販売強化を図り、年間3万平方メートルの販売を目指す。

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