2017年5月29日 月曜日

人事・訃報

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

新社長/ガイアート・山本健司氏/「技術で選ばれる会社」へ  [2017年5月11日1面]

山本氏

 「技術で社会に貢献し、技術で利益を生む。われわれは技術で生きる会社」と技術の重要性を重ねて強調する。技術開発への投資を増やしながら独自技術を柱にした営業を展開し、技術で選ばれるグッドカンパニーを目指す。
 --目指す会社像は。
 「目指すのは『社会に誇れる会社』『適正な利益が生まれる体質』『やりがいのある職場環境』の三つを実現したグッドカンパニー。それを実現するのは技術だと考えている。道路は発注者と実際の利用者が異なることがほとんどだが、その双方の要求に応えられる技術を持ち、さらにわれわれも適正な利益を得る。『三方良し』を実現できるよう技術を磨き、技術力、施工能力で顧客に選ばれる企業を目指していきたい」
 --取り組む課題は。
 「まず第一はコンプライアンス。道路舗装業界は、東日本大震災関連工事の独占禁止法違反で処分を受けたが、そうしたことへの法的知識をしっかり身に付け、二度と同じ過ちを起こさないようにしなければならない。さらに長時間労働をはじめとした労働関係の法的知識も備える必要がある。これは管理側だけではなく、若手も含めた現場側と双方で法律に基づいた労働環境のあり方を考えなければならない」
 「技術で生きるために、技術力をアピールする営業力も強化する。舗装事業は公共工事が主体で入札で受注が決まるが、そうした中でも発注者に自分たちの強み、良さを知ってもらうことは重要だ。そのアピール力を現場の技術者にも持たせていきたい」
 --今後の注力分野は。
 「メンテナンス分野の取り組みが欠かせない。技術的に注目するのはコンクリート舗装。維持管理の効率化を考えると、今後はプレキャスト化の流れが進むだろう。独自技術の『高強度PRC版』をはじめその流れに対応できる技術を蓄えることが必要だ」
 「PPPやコンセッションなど維持管理手法の多様化への対応も不可欠だ。数年前から白糸ハイランドウェイ(長野県軽井沢町)の道路運営事業を手掛け、道路管理者の視点も持っている。そうしたノウハウも活用して点検・診断・処置・記録というメンテナンスサイクルを1社で賄える体制を整え、あらゆる手法に対応していきたい」
 --技術開発の方向性は。
 「将来的には人口減少による市場の縮小が予想される。そこで生き残るには独自技術が必要になる。舗装に付加価値を与える表面設計分野に注目して独自技術を磨いていきたい。ここ数年は売上高の6~8%程度の独自技術の割合を10%に引き上げることを目標に、技術開発への投資を増やしていく」。(4月1日就任)
 (やまもと・けんじ)80年宮崎大工学部土木工学科卒、熊谷道路(現ガイアート)入社。11年九州支店長、13年執行役員九州支店長、16年執行役員常務九州支店長、17年取締役兼執行役員常務九州支店長。福岡県出身、59歳。好きな言葉は「努力」。若い頃から車が好きで、熱帯魚の飼育や映画鑑賞も趣味。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む
国際標準型アセットマネジメントの方法
インフラ資産のアセットマネジメント全体の...続きを読む
DVD 新版 つくる!安全現場の1年
「サイバーセキュリティ月間」の新コンテン...続きを読む
タイムライン―日本の防災対策が変わる
風水害などの防災対策として全国の地方自治...続きを読む