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企業・経営

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設備工事上場大手10社/17年3月期決算/各社とも利益面が改善  [2017年5月16日3面]

 電気、通信、空調を主力とする設備工事上場大手10社の17年3月期決算が15日に出そろった。電気設備(関電工、きんでん、九電工)は電力会社、一般向けとも堅調で2社が増収・営業増益。通信設備(コムシスホールディングス〈HD〉、ミライトHD、協和エクシオ)は主力のNTT関連工事が増加し、3社とも増収・営業増益となった。空調設備(高砂熱学工業、大気社、三機工業、ダイダン)は完成工事総利益率が上昇し、2社が営業増益となった。
 電気設備は、関電工と九電工が増収・営業増益。単体完成工事高を工種別に見ると、関電工は情報通信(前期比13・3%増)などすべての工種で増加。九電工も空調管(26・7%増)など民間向けの工事を中心に増加した。きんでんは減収となったが、利益は16年に公表した業績予想を大幅に上回った。
 受注高(単体)は3社とも増加。関電工と九電工は、電力会社、一般向けがいずれも好調。きんでんは一般向け(5・4%増)が増加したものの、関西電力(1・9%減)、同グループ(5・3%減)向けが減少したことで微減となった。
 通信設備は3社とも増収・営業増益。NTT関連向けの売り上げが各社とも好調に推移した。コムシスHDはITソリューション(8・5%増)、協和エクシオはシステムソリューション(5・0%増)、ミライトHDはICTソリューション(56・9%増)など、IT関連の事業も伸長し、業績をけん引した。
 受注高(連結)は3社ともNTT関連工事を中心に大幅に増加。コムシスHDは、ビルなどの電気設備の設計・施工などを行う社会システム関連事業が前期比28・6%増と大きく伸びた。協和エクシオは、NCC(ニュー・キャリア・コモン)向けが42・0%増と伸長。ミライトHDは、マルチキャリア事業が21・2%増と通信系工事が増加した。
 空調設備は2社が営業増益。増益幅が最も大きかったのは高砂熱学工業で33・3%増。次いでダイダンが3・3%と続いた。両社とも工事採算が改善し完成工事総利益率が上昇したことが増益に寄与した。三機工業は前期の反動で7・6%減となったものの、高水準を維持しているという。
 受注高(連結)は3社が増加。高砂熱学工業は産業空調(13・7%増)が押し上げた。ダイダンは電気(4・4%増)と空調(0・3%増)ともに好調だった。三機工業は主力の建築設備が3・8%減となったものの、プラント設備の大型受注があった影響で増加。大気社は空調分野の環境システム事業(1・7%減)と自動車工場の塗装システムなどを扱う塗装システム事業(1・3%減)がともに減少した。

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