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国交省/i-Con推進、ニーズとシーズのマッチングへ/最先端技術13件紹介  [2017年5月30日2面]

初開催のピッチイベントに170人以上が詰め掛けた=29日、東京都港区の三田共用会議所で

 国土交通省は29日、建設現場への最新技術の導入に向け、行政や現場のニーズと最先端技術のシーズとをマッチングさせるピッチイベントを東京都内で開いた。建設現場の生産性向上策i-Construction推進の一環。4月のニーズ説明会を受け、対応するシーズを発表し、現場導入に向けたマッチングを促進するのが狙い。今後も複数回開き、企業間連携や新技術開発につながる場にしていく。
 産学官でつくるi-Construction推進コンソーシアムに置かれた技術開発・導入ワーキンググループ(WG)が、建設現場のニーズと最先端技術のシーズを把握し、現場への技術導入に向けた検討を行っている。新技術発掘や企業間連携を促進するのを目的に、ニーズとシーズを抽出するアンケートを2~3月に実施。ニーズで約1700件、シーズで約200件が寄せられた。
 国交省は4月に行政や現場のニーズの説明会を開き、WG会員の約300人が参加。地方整備局職員やWG会員が29件のニーズを説明した上で、期待するシーズ、求める技術を発表した。
 ピッチイベントには、WG会員の約170人が参加。説明会でのニーズに対応するシーズ8件、その他のシーズ5件の計13件についてシーズ保有者がそれぞれ発表した。
 国交省官房技術調査課の吉岡大蔵環境安全・地理空間情報技術調整官は「ニーズとシーズのコミュニケーションを今後も重ね、その成果を現場に導入することが重要。最先端の要素技術を現場で試して、その結果をICT土工などに反映させ、進化させていきたい」とあいさつした。
 《ピッチイベントで発表されたシーズ(カッコ内は説明者)》
 ■画像解析技術
 △水中3Dスキャナーによる水中構造物の形状把握、維持管理・点検技術(いであ)△画像・映像の高度解析技術(NTTデータ経営研究所)
 ■構造物点検・モニタリング
 △AEセンサーを用いた打音現場検査装置とクラウドサーバーによる検査データ解析ならびに検査データベース管理(原子燃料工業)△高精度の地上レーザースキャナーを利用した土木構造物の変化把握(八州)
 ■遠隔地からの状況把握
 △遠隔ビジュアルコラボレーションによる遠隔現場支援ソリューション(パイオニアVC)
 ■地形、構造物、作業員を識別する技術
 △ALR(All Line Recognizer)による工程での不具合検知(リコージャパン)
 ■データ・ソフトなどの標準化
 △3D/2D図面、技術文書統合管理システム「NaviPortal」(東電設計)△次世代データ共有プラットフォームCIM-LINK(伊藤忠テクノソリューションズ)
 ■その他
 △交通規制をすることなく道路周辺の360度画像および3D点群データを収集する技術(トプコン)△自動車計測技術の土木建設業への応用事例(曙ブレーキ工業)△効率的なプラント設備監視手法(中日本建設コンサルタント)△スマートフォン・IoTデバイスを活用した作業員の安全管理と生産性向上(日立ソリューションズ)△3次元点群データ表示ソフトウエア「LaserMapViewer」(アジア航測)

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