論説・コラム

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回転窓/海の中のことは分からない  [2017年6月13日1面]

 今年はウナギが少し安く食べられそう-。最近、そんなニュースをいくつか目にした。養殖用のニホンウナギの稚魚の漁獲量が3年ぶりに増えたのがその理由▼高騰を続けてきた価格が土用丑(うし)の日(今年は7月25日と8月6日)に向けて下がる可能性があるそうだ。ほんの少し前まで、乱獲が原因の不漁、絶滅危惧種に指定などと騒がれ、ほとんど「幻の魚」扱いだったのが、一体どうしたことか▼ウナギは産卵場所や稚魚の生態など、もともと謎の多い魚だが、広大な大海原で何が起きているのだろう。できることならウナギと話がしてみたい▼魚が捕れ過ぎたりぱったり捕れなくなったり。そうしたニュースは枚挙にいとまがない。昨秋はサンマがさっぱり捕れなかった。今年はカツオ、アサリ、スルメイカなどの不漁が話題だ。潮流や海水温の変化、外国漁船による乱獲等々、その都度もっともらしい解説を聞くが、あれは当たっているのか、外れているのか▼何年か前に高級魚になると言われたイワシが、先日寄ったスーパーの鮮魚売り場では1尾78円で山盛りになっていた。人知の及ぶ範囲の意外な狭さを知らされる。

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