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新社長/三菱地所・吉田淳一氏/東京の魅力アップ一段と  [2017年6月13日1面]

吉田氏

 4月の就任後、5月には新たな中期経営計画を発表するなど会社のかじ取りは早くも本番。主力のビル事業では「東京の魅力や国際競争力のアップに役立つプロジェクトに積極的に参画する」と意欲を見せる。本社移転を機に新しい働き方を提案する次世代オフィスの実現も目指す。
 --ビル事業をどう展開していく。
 「大丸有(大手町・丸の内・有楽町)エリアは引き続き地域全体で良好な街づくりに取り組む。それ以外のエリアでの事業は、資産回転型ビジネスやフィーベースのプロジェクトマネジメントなど形はさまざま。これまで積み上げてきたノウハウや経験を生かせるプロジェクトには積極的に参画したい。首都圏や東京エリア以外でも、地方創生など地域のためになるような事業を積極的に伸ばしていく」
 --日本一の高さのビルを建設する常盤橋地区の開発方針は。
 「計画地が大手町と日本橋の結節点で東京駅の目の前なので、シンボリックな建物を造りたい。情報発信やオープンイノベーションのフィールドとして人と人が交流し、情報を作り出し、発信し、新たな気付きが生まれる。そんな刺激的な街にしていく。大手町エリアの一画であり、国際金融拠点機能を中枢に取り入れたい。施工に先進的技術を導入し、『技術立国・日本』復活のシンボルにもしていければと思っている」
 --海外事業の方針は。
 「現地のリソースを使い、目利きのスタッフに事業性などをしっかり調査してもらった上で、取り組むべき事業は積極的に展開する。米国では現地スタッフが重点エリアを定め、そこに適した物件を厳選しながら取り組んでいる。アジアではレジデンスを中心に共同住宅を手掛けている。オフィスもシンガポールで既に開発しており、ミャンマーでも始めようと考えている」
 --ビジネス革新への取り組みは。
 「2020年代以降の新たな成長ドライバーを発掘していく。既存ビジネスをさまざまな角度・視点から見直したり、深掘りしたり、付加価値を増やしたり、さまざまな切り口がある。オープンイノベーションのフィールドをどんどん広げ、魅力的なものを生み出していきたい」
 --本社を大手町パークビルに移転する。
 「新本社には、部署や部門の垣根を越えてコミュニケーションを活発化させ、自由にいつでも協業できるような共用スペースを設けたい。時代の変化や新たなビジネススタイルに合わせられるフレキシビリティーも必要だ。本社移転を機に、テレワークなども含めた自由な働き方の導入も模索してみたい」。(4月1日就任)
 (よしだ・じゅんいち)82年東大法学部卒、三菱地所入社。07年人事企画部長、09年人事部長、11年ビルアセット業務部長、12年執行役員、14年常務執行役員、16年取締役兼執行役常務。福岡県出身、59歳。
 趣味はスポーツ観戦。「自分にはできない匠(たくみ)の技を持っている選手の戦いを見るのが好き」。

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