技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

清水建設/プロジェクションマッピングをトンネル工事に応用/インバート掘削可視化  [2017年7月12日1面]

インバート底面に照射された画像データ

 清水建設は11日、3次元(3D)スキャナーとプロジェクターを一体化し、山岳トンネルのインバート底面の掘削具合を可視化するシステムを開発したと発表した。インバート底面の掘削の過不足を数値化。その値に応じて底面上にプロジェクションマッピングで色分け表示する。過不足量を視認しながら作業ができるため、掘削作業の正確性と効率性の向上につながると期待している。
 インバート施工では、最初に行うトンネル掘削の掘削深が、その後のコンクリート打設量や品質に大きく影響する。このため従来は、掘削目標形状にかたどった施工用の定規で掘削深を確認してきたが、一度の確認作業に10~15分を要するため、繰り返しの確認は作業効率を低下させる要因になる。
 今回開発したシステムは、スキャナーとプロジェクターからなるシステム本体をインバート施工箇所付近に設置し、スキャナーでインバート底面と周辺の3D形状データを取得する。解析ソフトで計測値と設計計画画面の差異を瞬時に求めてインバート底面に照射する画像データを作成し、プロジェクターで照射する。
 一度に照射できる画像の面積は幅4m、奥行き7~8mの範囲。底面と設計計画画面との差異を5cm単位で色分け表示できる。底面の3D形状データの取得から解析、照射までが1分程度で終わるという。
 同社は今後、山岳トンネル工事の現場で積極活用するとともに、トンネル上半の掘削作業への展開に向け、さらなる技術開発に取り組むとしている。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む
国際標準型アセットマネジメントの方法
インフラ資産のアセットマネジメント全体の...続きを読む
DVD 新版 つくる!安全現場の1年
「サイバーセキュリティ月間」の新コンテン...続きを読む
タイムライン―日本の防災対策が変わる
風水害などの防災対策として全国の地方自治...続きを読む