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安藤ハザマ、東電設計/橋梁撤去・架設向け3D検証技術開発/クレーンの動き再現  [2017年7月14日3面]

パソコン画面上のクレーンの操作パネル

 安藤ハザマは13日、東電設計(東京都江東区、大河原正太郎社長)と共同で、クレーンを使って橋梁を撤去・架設する工事向けに、現地状況とクレーンの動きを忠実に再現できる3次元(3D)シミュレーション技術を開発したと発表した。パソコンの画面上で実際に施工しているかのように作業手順をシミュレーションすることができ、施工に反映させることで、トラブルや手戻りの発生を未然に防ぐことが可能という。
 クレーンによる橋梁撤去・架設工事を都市部で行う場合、多くは道路の通行止めや鉄道の線路閉鎖を伴うため、厳しい時間的制約の下で、トラブルや手戻りが許されない工事となる。このため、作業手順などを確認する事前のシミュレーションが欠かせない。
 従来のシミュレーション技術は、想定されるクレーンの動きを2次元(2D)の図面上に描画し、周辺との干渉をチェックする。ただ、この方法では現地状況を細部にわたり正確に把握することや、クレーンの動きを開始から終了まですべて確認することは難しい。検討を十分に実施しても、実際の作業で想定外の干渉が発生することもあるという。
 そこで両社は、3Dスキャナーにより現地状況を忠実に再現できる技術と、実際のクレーンの動きを簡単に再現できる「3Dクレーンオペレーションツール」を開発した。
 3Dクレーンオペレーションツールは、東電設計が3D建機シミュレーター「3D建機ナビ」の機能として開発した。操作パネル上のトラックボールにより、実際にオペレーターが操作するような感覚で簡単に画面上のクレーンを動かすことができる。
 クレーンの一連の動きを記録し、いつでも再現することができると同時に、容易に修正が可能。クレーンの動きを再現する際に、クレーンと周辺との干渉チェックも行うことができる。
 この技術を、JR九州から受注した「新飯塚駅構内立岩大橋側道橋架設他」の工事に適用する予定。新飯塚駅構内を横断する国道201号立岩大橋の側道橋を、線路閉鎖中に650トントラッククレーンを使用して架設する計画という。

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