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施工管理技術検定2級学科試験/建築1回目は1247人合格/半数が29歳以下  [2017年7月14日1面]

 建設業法に基づく施工管理技術検定で、17年度から年2回行われる2級学科試験のうち、「建築」の1回目の合格者数が1247人(合格率42・5%)となった。このうち高校生は180人。合格した高校生は就職活動に生かすことができる。国土交通省は若年層の受験機会の拡大を進めており、「(年2回化が)定着してくると受験者数や合格者数も増えるだろう」(建設業課)とみている。
 技術検定は、監理技術者や主任技術者になれる国家資格「施工管理技士」を取得するための試験。土木、建築、管工事、電気工事、建設機械、造園の6種目それぞれに1級と2級があり、学科試験と実地試験で構成する。近年は受験者数が減少。受験者・合格者の平均年齢も上昇傾向にあるため、国交省は技術力の水準は維持しつつ、若年層の受験機会の拡大や受験要件の緩和を進めている。
 若年層の受験者が多い2級学科試験については、16年度から高校(指定学科)3年生・卒業生が対象の「学科のみ」試験を17歳で受験できるよう要件を緩和。この結果、すべての種目で受験者数が前年度を上回り、工業高校の受験・合格者数も増加傾向にある。
 17年度からは「土木」種目のうち「土木」と、「建築」種目のうち「建築」の2種別で試験を年に2回実施。試験日は土木が10月と18年2月、建築が6月と11月となる。これにより高校在学中に各種別の学科試験を4回受験できる。
 建築の試験実施機関に指定されている建設業振興基金によると、1回目(前期)は2935人が受験し、1247人が合格。合格率は42・7%だった。合格者のうち29歳以下が52・6%、高校生は全体の15%。11月の試験に向けたカリキュラムの学校も多いため、国交省は「受験機会を広げる過渡期であり、今後の受験動向などを注視していきたい」(建設業課)としている。7月に合格発表があるメリットのPRや、学生が受験しやすい会場の配置など課題も見えてきたという。
 国交省は1、2級の学科試験合格者に新たな名称「技士補」(仮称)を付与することを検討。在学中に合格すると、「2級技士補」の資格者となり、就職活動や入職後の仕事に生かせる。

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