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向笠愼二氏(元大林組社長)が死去/優良企業構想を提唱/後日お別れの会  [2017年8月8日1面]

向笠氏

 大林組の元社長で、日本建設業団体連合会(現日本建設業連合会)の副会長や海外建設協会の会長などを務めた向笠愼二(むかさ・しんじ)氏が3日午前5時28分、腎盂(じんう)がんのため死去した。83歳だった。葬儀・告別式は近親者で済ませた。後日お別れの会を行うが、日取りなどは未定。喪主は妻の志津子(しづこ)さん。
 福岡県出身。1957年に東大工学部建築学科を卒業し、大林組に入社。取締役東北支店長、常務、専務東京本社設計本部長兼東京本社営業本部副本部長、代表取締役副社長兼東京本社営業本部長などを経て、97年に社長に就任。2005年最高顧問に退いた後、06年に特別顧問に就き、07年からは非常勤顧問を務めていた。
 業界団体や経済団体でも精力的に活動した。日本建設業団体連合会で副会長、経団連で常任理事、海外建設協会では会長を務めたほか、建築業協会(現日本建設業連合会)の理事、日本土木工業協会(同)理事などの要職も歴任した。
 建設産業を取り巻く環境が厳しかった97年、社長に就任した向笠氏は、建設事業の量的な拡大が見込めないという状況下で、「いかにして十分な利益を出していくか」という問題を経営トップとしての自身に課し、生産性を高めるための技術開発や業務の効率化につながる情報化などを強力に推進した。
 日本経済の不透明感が増していく中で、03年には困難な経営環境下でも大林組を世界に誇れる企業に成長させることを目指す「優良企業構想」を発表。目標とする企業像と、その実現に向けて何をやるべきかを全役職員に明示し、強いリーダーシップで同社の経営を引っ張った。

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