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清水建設/維持管理予算の優先順位付け支援/公共施設と道路情報を統合評価  [2017年8月8日3面]

維持管理手法シミュレーションのイメージ

 清水建設は7日、ITベンチャー企業のピリカ(東京都渋谷区、小嶌不二夫代表取締役)と共同で公共施設・インフラ統合評価システムを開発したと発表した。道路情報に施設情報をひも付けすることで、施設の現況とアクセス性などを含めた総合的な資産価値を評価。評価結果に人口や予算の将来予想などを組み合わせると、公共施設と道路という性質の異なる公共資産間でも投資の優先順位を付けた維持管理手法をシミュレーションできる。地方自治体の公共資産マネジメント計画などの策定支援に活用する。
 開発した「パブリック・アセット・シミュレーター」は、道路地図情報から作成した道路ネットワークモデルをベースに、利用度や劣化度などの施設情報と、人口や産業立地に関する統計データ、アクセス性などを考慮して公共施設の資産価値を評価する。
 さらにこれらのデータを用いて経路分析や迂回(うかい)分析を行い、現行の道路ネットワークを評価。将来人口や長期財政予測値など自治体が策定した公共資産の管理運営方針などに基づいた想定シナリオを付与してシミュレーションすると、各資産の重要度の階層評価と、公共資産の統廃合や長寿命化の優先順位付けを行う。
 例えば、予算を道路に重点投資する場合や施設管理に重点投資する場合など、それぞれの場合に優先的に残すべき道路や施設を示すなど、条件に応じた管理パターンを作成できる。
 公共施設の老朽化に伴う維持管理・更新費用の増大や、少子高齢化・生産年齢人口の減少により自治体財政が厳しさを増す中、各自治体で公共資産マネジメントの最適化に向けた具体的な事業計画の策定が本格化することが見込まれる。同社は、同システムを活用した公共資産マネジメントサービスを展開し、ストックマネジメント事業の強化につなげていく方針だ。

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