日本設計-技術の系譜と建築-

2017年9月4日 特集

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時代の変化を先見し、未来価値を共創

このたび日本設計は、本年9月1日をもって創立50周年を迎えました。クライアントをはじめ関係の皆さまから温かいご理解とご支援をいただき、深く感謝申し上げます。
 私たちは、その地域や時代を反映する文化的、社会的資産として時の経過に耐え、後世に残る価値ある建築の創造に資することを使命と考え、創立時の「組織された高度な建築家と技術者の集団によってはじめて可能となる創造をめざす」という考えのもと、意匠・構造・設備がインテグレートされた時代に先行する建築に挑戦し実現することで、社会の発展に貢献してまいりました。
 いま世界は、第4次産業革命とも呼ばれる技術革新が急速に進み、IoT、ビッグデータ、ロボット、AI等の利活用による新しい価値の創出が期待される一方、産業構造や社会システムの大きな変革に直面しつつあります。そして、人々の働き方やライフスタイルにも影響を及ぼし、これに伴い建築や都市の在り方も大きく変わるものと考えられます。
 日本設計はこのような時代の変化を先見し、共に生きる人々の多様な価値観に応えながら、「ひとを思い、自然を敬い、未来を想う」を創造の理念に、「未来価値の共創」を実現することにより「真のプロフェッショナル集団」として建築・都市、環境のデザインに取り組んでまいります。
 今後も、建築・都市・環境にかかわる専門的な知見を深めるとともに、なお一層の技術力、マネジメント力の向上に努め、皆さま方のご信頼に応えてまいります。