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長谷工コーポら/BIMデータを直接3DCG化/マンション販売ツールに活用  [2017年10月5日3面]

VRを使用することで擬似的に内覧が行える

 長谷工コーポレーションは、マンションの設計・施工用に作成したBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)データを、そのまま3次元(3D)コンピューターグラフィックス(CG)化できる「長谷工オリジナルBIMビューワー」をパナソニックと共同開発した。平面図から3DCGを作成するのに比べ、迅速かつ安価で、高品質に仕上がる。そのデータを仮想現実(VR)などに活用し、マンションの販売ツールとして使用していく。
 マンションは、住戸タイプが数種類あるのが一般的だが、モデルルームでは1~2タイプしかなく、すべての住戸を内覧できないという課題がある。長谷工オリジナルBIMビューワーでは、迅速かつ低コストで全住戸の3DCGデータを作成できる。そのデータをVRに活用。専用のゴーグルを装着することで、好みの住戸を実際に内覧している感覚が得られる。
 VR以外での活用も可能。3DCGを大画面のモニターに映して室内を細かく見られるようにしたほか、パソコンやスマートフォンなどでもさまざまな角度から確認できる。
 第1号物件として、東京都八王子市の「ルネ八王子トレーシア」(設計・管理、施工、長谷工コーポレーション)へ同システムの導入が決定。今後、同社が設計・施工する物件の事業主に、グループ会社の長谷工システムズ(東京都港区、中村康廣社長)が導入提案を行っていく。
 同社では、マンションの設計・施工比率が95%と高く、その特徴を最大限に引き出すため、BIMの活用を進めてきた。そのデータを、施工や販売用のパンフレット、映像などに活用する「長谷工版BIM」を推進している。これにより生産性を高めるとともに、高品質な建物やサービスを提供。20年までに長谷工版BIMによる設計率を100%にする目標を掲げている。

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