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JR東日本/変電設備スリム化狙い実証試験開始へ/蓄電池の充放電制御を効率化  [2017年10月11日4面]

列車位置情報を用いた充放電制御のイメージ

 JR東日本は、変電設備のスリム化に向けた取り組みの一環で、列車位置情報を用いて蓄電池の充放電制御を効率的に行うエネルギーマネジメントシステムを構築する。システムの実用性を検証するため、内房線君津~上総湊間の大貫変電所で進めていた試験装置の設置工事が完了し、25日から試験を行う予定。18年6月まで試験を実施。検証結果を踏まえてシステムの実導入を検討していく。
 変電設備のスリム化では、列車に電気を供給する機能を持つ変電所の既設機器類を「回生電力貯蔵装置」に置き換えることで、設備のスリム化とメンテナンスの省力化を図る。同装置は列車のブレーキ時に発生する電気エネルギー(回生電力)を蓄える。実証試験では、変電所機能がなくても同装置で必要な電力を列車に供給できるかどうかを検証する。
 列車位置情報を用いた蓄電池の充放電制御では、衛星利用測位システム(GPS)による列車位置情報を活用し、適正な位置に列車が在線している時にだけ充放電の制御を行うことで、蓄電池の小型化・長寿命化を図る。
 大貫変電所の実証試験では▽回生電力貯蔵装置による列車への電力供給データの取得(隣接変電所の異常時の想定データを含む)▽回生電力貯蔵装置の列車位置情報を用いた制御方法の優位性の検証-などを行う。
 現在導入している回生電力貯蔵装置(拝島、桶川、久喜の各変電所)では、架線電圧の値によって充放電を制御し、電車に電力を供給している。列車が電力供給を必要としていない場合でも充放電することがあり、こうした不必要な充放電を考慮して蓄電池容量を過大に設定するといった課題が指摘されている。

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