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大林組/鉄骨柱・梁の現場溶接を完全自動化/ロボット開発、作業量は技能者の1・5倍  [2017年10月20日1面]

ロボットによる角形鋼管柱の溶接状況

 大林組は19日、S造建築物の新築工事で柱と梁の接合部の現場溶接作業をロボットで行う新工法「現場ロボット溶接工法」を開発したと発表した。主要箇所の溶接作業をすべて自動化し、作業の省力化を図ると同時に、高い品質を安定して確保できる。1人のオペレーターがロボットを2台同時に稼働させた場合、単位時間当たりの溶接量は、溶接技能者の1・5倍程度になるという。
 鉄骨柱・梁で現場溶接する部分は、梁上フランジ、梁下フランジ、梁ウェブ、円形鋼管柱の継ぎ手、BOX柱の継ぎ手、角形鋼管柱の継ぎ手の6カ所。
 梁上フランジ、円形鋼管柱とBOX柱の継ぎ手は1990年代からロボット溶接が導入されてきたが、梁下フランジ、梁ウェブ、角形鋼管柱は溶接の難易度が高く、複雑な機械制御を伴うため、ロボットによる溶接が難しかった。
 そこで同社は、15年2月に梁下フランジをロボットを使って上向きに柱と溶接できるようにした後、16年12月には溶接の速度制御機能を改善して角形鋼管柱の継ぎ手の現場溶接作業をロボット化した。
 その後、電流、電圧など溶接条件や溶接時の動作などをさらに改良し、梁ウェブの継ぎ手でもロボット化を実現。柱・梁の現場溶接作業を完全自動化した。
 溶接作業の難易度にかかわらず、複数のロボットを並行して稼働させることにより、溶接技能者よりも高い作業効率を実現する。
 従来は、溶接技能者の経験や技量によって品質にばらつきが発生し、検査結果によっては再施工しなければならない場合もあったが、ロボットの施工再現性により、高い品質を安定的に得られるようになる。
 JR東日本から受注した「品川新駅(仮称)」の建設工事で梁ウェブの継ぎ手に同工法を適用。大断面の梁での有効性を確認した。
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