企業・経営

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

鹿島/Pepperが新規入場者お出迎え/都内の建設現場で、安全規則の説明に活用  [2017年12月1日1面]

Pepperが身ぶり手ぶりを交えて現場の注意点を説明する=11月30日午前、東京都港区内で

 ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」が建設現場の新規入場者教育を担当-。鹿島が東京都港区で施工中の「日比谷線虎ノ門新駅(仮称)設置に伴う土木工事」で、Pepperが活躍している。Pepperが新規入場者教育を実施している間に、現場社員は新規入場者の安全書類の確認など、ほかの作業を並行して行うことができ、作業の効率化につながっているという。
 現場に初めて着任した作業員に行う新規入場者教育は、朝礼後に実施するため、作業を開始する作業員への指示や調整が必要となる時間帯と重なり、現場社員は慌ただしい対応を強いられている。
 そこで同社は、読み上げアプリを使用し、カスタマイズしたPepperに新規入場者教育のうち工事内容や安全規則などの説明を任せるようにした。Pepperは現場事務所で新規入場者を迎え、「お疲れさまです。体調は万全ですか」に始まり、スクリーンに映し出された現場の詳細や注意事項などを次々と説明。「ご安全に」の言葉で作業員を送り出す。
 この間約13分。池内祐希東京土木支店安全環境部課長代理は、「愛らしい身ぶり手ぶりが関心を引き、眠くなりがちな説明でも作業員が注目して聞いてくれるようになった」と効果を説明する。
 11月30日に着任し、Pepperから新規入場者教育を受けた女性作業員からは「かわいらしくて良かった」、男性作業員からは「説明が簡潔で分かりやすかった」という感想が聞かれた。
 同社は約2年前からPepperを試験的に現場に導入。現在、都内の建築現場1カ所でも新規入場者教育を担当している。松井雅紀土木管理本部土木技術部工種技術開発グループ次長は、「Pepperと人工知能(AI)を連携させた機能により、作業員との対話で『ヒヤリハット』や危険予知などの情報を吸い上げ、重点的に実施すべき安全規則・留意ポイントを学習させて、より安全な現場管理に活用していきたい」と話している。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む
国際標準型アセットマネジメントの方法
インフラ資産のアセットマネジメント全体の...続きを読む
DVD 新版 つくる!安全現場の1年
「サイバーセキュリティ月間」の新コンテン...続きを読む
タイムライン―日本の防災対策が変わる
風水害などの防災対策として全国の地方自治...続きを読む