工事・計画

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東京・墨田区/電子学園と連携協定締結/i専門職大学構想、20年4月開校めざす  [2017年12月5日4面]

本校舎の完成イメージ

山本亨氏〈左〉、多忠貴氏

 東京・墨田区は4日、学校法人電子学園(東京都新宿区、多忠貴理事長)と区内に新設する構想の「i専門職大学」の開学に向けた包括的連携協定を締結した。同大学は、19年4月施行の改正学校教育法に基づいて創設される専門職大学(4年制)で、情報処理分野に焦点を当てた実践的な職業教育に特化する。
 旧区立西吾嬬小学校(文花1の20の7)と同曳舟中学校(同1の18の6)の跡地(敷地面積約1・8ヘクタール)の北側約1ヘクタールに本校舎を建設する計画で、18年夏の着工、19年末の完成、20年4月の開校を目指す。区は、50年の定期借地権を設定して跡地を貸し付ける。約2200平方メートルを建設用地に充て、3階建て延べ5700平方メートルの本校舎を整備する計画だ。設計者と施工者は内定しているが、現時点では明らかにしていない。現在は本校舎のグランドデザインを検討している。
 このほかに、東急不動産と鹿島が東京都港区竹芝で建設中の「竹芝地区開発計画」(延べ約18万平方メートル)のオフィスビルのフロアを借り、産学官の実験場になる小規模なサテライトキャンパスも設ける計画だ。
 定員は1学年200人。学長には中村伊知哉慶応大学大学院教授が就任する予定。ICT(情報通信技術)とビジネスを英語で学び、区内の企業・団体とも連携してインターンシップ(就業体験)を実施。区民が受講できるオンライン講座などを通じて地域にも貢献する。
 墨田区は東京23区の中で唯一大学がなく、西吾嬬小と曳舟中の跡地活用として「国際観光都市」の実現を目指し、国際関係の教育に力を入れる大学の誘致活動を11年から展開してきた。3月には、同敷地内の南側に新キャンパスを整備する千葉大学と包括的連携協定を締結。電子学園とは5月から協議を進めていた。
 同日に協定書の署名式と記者会見が行われ、山本亨区長は「大学誘致の実現に向けて第一歩を踏み出せた。地域の皆さんに親しまれる知の拠点を形成するとともに、大学の持つ資源を区の産業観光、生涯学習や教育力の向上にも活用したい」とあいさつ。多理事長は「人づくりやものづくりの熱い思いが根付く墨田区で、産官学が密接に連携し、日本と世界のICTの未来をけん引する高度な人材を育成したい」と抱負を述べた。

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