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戸田建設、岩崎/トンネル覆工の鉄筋かぶり厚を視覚化/3Dレーザースキャナー使用  [2017年12月12日3面]

かぶり厚さ評価の概要図

 戸田建設は11日、IT関連機器販売の岩崎(札幌市中央区、古口聡社長)と共同で、3次元(3D)レーザースキャナーを使用し、トンネル覆工での鉄筋のかぶり厚さを3Dで管理する技術を開発したと発表した。高所での作業が不要になり、計測作業の省力化と安全性向上が図れる。計測結果を3Dデータで「見える化」することも可能となり、品質の向上にもつながる。
 3Dレーザースキャナーは、計測対象物にレーザーを照射することで、対象物の空間位置情報を取得できる計測機器。トンネル覆工の鉄筋計測に活用することで、安全に短時間でかぶり厚さの評価が可能となった。
 セントル設置前に高精度の3Dレーザースキャナーでトンネル内部を計測。鉄筋の設計位置と実測位置との離れ距離を算出し、さらにトンネル覆工の計画線との距離をかぶり厚さとして算出する。かぶり厚さの設計値との差の割合をヒートマップカラーにより、3Dデータと色で可視化する。
 従来の手動計測に比べ、広い区間を一人で計測できるため、計測作業の労力と時間を大幅に削減できる。地上から容易に計測できるため、高所での計測作業が不要となり、安全性も高まる。セントル設置前にかぶり厚さを面的に評価し、計測値を3Dデータで可視化できるため、かぶり厚さが不足している箇所を視覚的に把握でき、品質向上にも寄与する。
 戸田建設が施工中の山岳トンネル工事で実証実験を行い、有効性を確認した。今後、この技術をトンネル以外のコンクリート構造物へ展開するとともに、鉄筋の本数や配筋間隔を評価する手法も検討していく。

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