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NIPPO、日本信号/路床改良向け埋設物自動検出システム開発/電磁波で常時監視  [2017年12月18日3面]

スタビライザーへの装着イメージ

 NIPPOは日本信号と共同で、舗装の下1メートル程度の路床改良工事向けに、埋設物自動検出システムを開発した。地中に電磁波を送り、反射波を受信することで埋設物の有無を把握する仕組みで、地盤改良機械(スタビライザー)に装置を搭載。埋設物に接近すると音声とフラッシュライトで警告する。オペレーターは地中の埋設物の状況をリアルタイムで確認しながら施工できる。
 路床改良工事は、設計図面や過去の工事記録を基にした事前調査を行って施工しているが、図面や記録にない埋設物が出てくるケースもあり、公衆災害へのセーフティー機能を高める目的で新システムを開発した。
 地中に電磁波を送信し、反射波を受信するアンテナユニット、そこから得られる波形データを解析する解析ユニットをスタビライザーの前方、オペレーターに埋設物の存在を知らせる表示・警報ユニットを運転席に設置する。
 アンテナユニットは、電磁波が地上空間に拡散することなく、確実に地中へ伝達されるよう、不整地でも常時接地しながら地表面を移動できる機構とした。
 解析ユニット内の専用解析ソフトは、電波の反射強度、反射信号像の形状などパラメーターごとに一定の閾(しきい)値を設け、埋設物存在候補データの信ぴょう性を自動判定する。レーダー探査で反射波の画像を読み取る熟練の技術が不要となり、誰にでも使えるのも特徴だ。
 警報が発信されたら作業を停止し、埋設物の位置を回避。安全な位置から作業を再開する。埋設物が特定された位置では、別の機械で慎重に掘削し、埋設物を確認する。このシステムは、スタビライザーから取り外して使用することも可能という。
 同社が保有する最新型のスタビライザーに搭載し、18年1月にも実現場で精度の検証や耐久性・耐候性などの供用試験を行った上で順次投入していく。

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