工事・計画

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国交省ら/外環道東名以南延伸で検討協議会開く/2案を比較、空港アクセスの改善確認  [2017年12月26日4面]

検討中の概略ルート

 ◇川崎縦貫道との一本化の意見も
 国土交通省と東京都、川崎市は、東京外かく環状道路(外環道)の東名高速以南区間(東名高速~湾岸道路)に関する計画検討協議会を22日に開き、概略ルートなどを議論した。湾岸道路との接続を東京側とする「案1」と、川崎側とする「案2」を比較。いずれの場合も、羽田空港へのアクセス性は大幅に改善することを確認した。川崎側で接続すると、川崎縦貫道路計画との一本化が図られると指摘する意見も出た。
 国交省は、東名以南の概略ルートの検討の論点として、▽湾岸道路との接続位置▽第3京浜との接続位置▽中間インターチェンジ(IC)の有無や設置する場合の位置-を挙げた。
 湾岸道路との接続については、東京側とする「案1」では、首都高速道路1号羽田線・昭和島ジャンクション(JCT)に接続して東海JCTで湾岸線と結ぶルート、川崎側とする「案2」では、同神奈川1号横羽線・大師JCTと結び、川崎浮島JCTで湾岸線に接続するルートをそれぞれ示した。
 両案とも、空港アクセスと港湾アクセスの両方が向上するとした。用地取得などの事業性の面では、「案1」の場合、昭和島JCT付近で大規模な土地の改変が必要になるとした。一方の「案2」では、大師JCT付近で川崎縦貫道路計画の空間を活用することが可能で、同計画と一本化が図られるとした。
 第3京浜との接続位置に関しては、「案1」では第三京浜・玉川IC付近を、「案2」では第3京浜玉川料金所付近を挙げた。「案1」の場合は、周辺に都指定史跡の野毛大塚古墳や埋蔵文化財包蔵地が点在しており、支障物件が数百件程度と多いことなどを指摘した。「案2」に関しては、玉川料金所や民間事業所があり、民間事業所の一つである物流施設は18年度には拡張を予定しているとした。
 大都市周辺では5~10キロ程度の間隔でICが設置されている。第3京浜~湾岸道路間は約10キロの距離があり、ICの設置が考えられるとした。東京区部南西部や川崎市域には、周辺と比べて高速道路へのアクセスに時間を要する地域があることも報告された。
 会合は今回で3回目。有識者や周辺自治体らの意見を聞きながら、計画の基本的な方針を早期に策定する必要があるといった意見や、具体的なルートや連結地などを周辺自治体に参加してもらいながら検討していく必要があるとの意見も出された。
 関係自治体からの意見聴取結果も報告。世田谷区からは「東名以南の整備を速やかに進める必要がある」、大田区からは「計画策定の進め方を早期に提示してもらいたい」などの意見が出たという。

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