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国交省/キャリアアップシステム特別講習実施へ/29歳以下対象に登録・活用支援  [2017年12月27日1面]

 国土交通省は若年技能者を対象に、来秋に運用を始める「建設キャリアアップシステム」の理解促進などを目的とした特別講習を実施する。将来を見据えた効果的な資格取得や、長く働くための職場の安全知識について学んでもらうのが狙い。現場経験や資格取得を継続して積み重ねていくことの重要性を伝える。受講修了者にはシステムへの登録やカード取得に要する費用を支援する考えだ。
 国交省は建設業従事者一人一人の生産性を高めることを通じて中小建設企業の生産性革命を進める方向を打ち出した。22日に閣議決定した17年度補正予算案に、中小建設企業の人材育成推進に向けた経費として2億99百万円を計上。うち「新規入職人材の効果的な育成」に1億円、「建設リカレント教育を通じた中堅人材の技能水準などの向上」に1億99百万円を充てる。
 新規入職人材向けの特別講習は、今後も建設業でキャリアを重ねて効果的・継続的に技能を身に付け、将来への道筋が立てられるよう、中小建設企業の生産性向上を担う若年技能者を重点的に支援するのが目的。対象は29歳以下の技能者で、おおむね2万人の受講を目標とする。
 講習内容は、▽将来を見据えた効果的な資格取得・研修受講の促進▽建設業で長く働くために身に付けるべき職場の安全に関する知識・ルールの習得▽現場経験や資格取得を継続して積み重ねていくことの重要性とそのための仕組み(建設キャリアアップシステムの活用)-の3本柱。技能者一人一人にIDカードを交付し、就業履歴や保有資格、研修受講履歴などを業界統一ルールで蓄積するシステムの利用方法やメリットなどを学んでもらう。
 受講方法は、遠隔地でも受講できるeラーニングと座学の二つを用意。eラーニングはパソコンやスマートフォンを用いてインターネット上で受講できる。座学は全国3カ所(東京、大阪、愛知を予定)で行う計画。年度内に開講する見通しだ。
 受講の効果を早期に発揮させるため、建設キャリアアップシステムへの登録とキャリアアップカードの取得を支援する。システムへの登録に必要な情報を取りまとめるほか、受講修了者の登録料を国交省が負担する形の支援も行う。

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