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世紀東急工業ら/小規模現場の敷きならしICT化/ミニバックホウ排土板MC技術開発  [2018年1月11日3面]

排土板のMC技術を搭載したミニバックホウ

 世紀東急工業と日立建機は、小規模工事現場でのICT(情報通信技術)施工を想定し、ミニバックホウ排土板のマシンコントロール(MC)技術を共同開発した。従来のミニバックホウに電磁バルブを追加したほか、チルト機構付きの排土板に変更するなど仕様を変更。小型ブルドーザーによるICT施工と同じ精度での工事を可能にした。
 開発した技術は従来のブルドーザーの排土板制御の技術を転用し、排土板の刃先の高さと傾きを設計データに合わせるように制御する。ICT機器からの電気制御を可能にする電磁バルブを追加したほか、通常は上下にしか動かない排土板を、傾きに対応するチルト機構付きに変更。排土板の傾きを測定して制御用コンピューターにデータを送るスロープセンサーを排土板に取り付けた。
 開発に当たり、埼玉県内の屋上公園整備(約5000平方メートル)など2件で試験施工を実施し、小型ブルドーザーによるICT施工に匹敵する精度での施工が可能であることを確認。バケット作業との併用も可能なため、施工の効率化や機械コストの低減につながると期待する。
 同社技術本部技術部ICT推進グループの担当者は「今後は導入の効果について整理し、民間工事でのICT施工の普及に努めていきたい」と話している。
 道路舗装ではブルドーザーやモーターグレーダー、アスファルトフィニッシャーなどによるICT施工が行われている。だがコストが高く機械手配も困難なことから、小規模工事への活用は難しかった。第4次排ガス規制の影響で、小規模な土地造成や道路工事などの敷きならし作業に活用していた小型のブルドーザーの販売停止が相次いでおり、小規模工事では路盤材料の敷きならしに小型バックホウの排土板を使用するケースが多くなってきた。
 こうした状況を踏まえ、世紀東急工業は小規模現場で最も活用しているバケット容量0・11立方メートルのミニバックホウ(日立建機製ZX35U-5A)の排土板を対象に、MC技術の開発に着手した。

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