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新菱冷熱工業/BIM活用の品質管理システム開発/2年後に全現場で運用めざす  [2018年2月9日3面]

部材をタップすると検査項目が一覧表示される

 新菱冷熱工業は8日、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を活用した品質管理システムを開発したと発表した。タブレット端末を使って現場の3次元(3D)モデルに、ダクトや配管など構成部材の検査結果を記録する。部材ごとに必要な検査項目が一覧表示されるため、検査漏れを防ぎ、品質管理業務の大幅な削減にもつながる。実地試験を経て、2年後に全現場での運用を目指す。
 現場職員は、タブレット端末の3Dモデルで検査対象の部材を選択する。表示された管理項目に従って検査し結果を入力。写真やコメントを入力したテキストデータなどは、部材ごとに記録することもできる。入力したデータは、部材の属性データとしてクラウドサーバーに保存する。これにより、工事の進ちょくや不具合個所を現場事務所などのパソコンでリアルタイムに把握・共有できる。検査帳票を自動で作成することも可能だ。
 工程管理とも連動し、工事の進ちょくや検査完了日などのデータは、工程の見直しに役立つ。進ちょくデータを常時把握することで、必要な資機材を必要な時に必要な量だけ納品する効率的な現場運営を実現する。機器の検査記録データは、竣工引き渡し後の維持管理にも有効だ。
 工事の進ちょく管理や検査業務の省力化に向け、タブレット端末を使い2次元図面で施工を管理する手法が広がっているが、属性データを持つ3Dモデルと異なり、部材と直接関連付けて品質管理データを記録することはできなかった。

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