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大末建設/配筋検査、タブレットで効率化/事前設定も容易に、4月から本格運用  [2018年2月9日3面]

タブレット端末画面例

 大末建設は、建設現場での配筋検査システムと日常業務管理システムを和田特機(名古屋市守山区)と共同開発し、両機能を搭載したタブレット端末を現場に配布、4月から本格運用すると発表した。生産性向上と建物の品質確保が目的。従来型の配筋検査システムでは事前設定に多くの労力や費用がかかっていたが、新システムでは構造図を入力する事前設定から、配筋検査の状況や配筋写真の撮影、帳票出力まで自社で完結。一般的な50~70戸のマンション建築工事なら1~2日で入力が完了するという。同社では建設する建築物1棟ごとにウィンドウズ・タブレット1台を施工管理担当者に貸与する。
 これまでは配筋写真の撮影と配筋検査を個々に行い、帳票類もそれぞれの作業手順に合わせて作成していた。こうした配筋検査に関わる手順を一つのシステムに統合しようと16年6月から開発を進めていた。
 新システムでは特に事前設定機能(特許出願済み)の入力ツールを工夫し容易性を向上。構造図を入力することで、入力間違いが起こりにくく、設計変更が生じても対応が容易に行える。配筋状況の撮影時に使用していた部位を示す黒板機能も自動化し、帳票整理をほぼ解消。また必要な検査項目に合格しなければ配筋写真が撮影できない設定とし、施工品質を確保できるようにした。
 一方、日常業務管理システムは、作業指示書や作業日誌、安全書類の作成をタブレットの画面上で完結できるようにした。以前から使用してきたエクセルの書式を変えずに、協力業者の確認サインもじかに入力できる機能を搭載。作業指示書に作業人数を入力すると、作業日誌が自動作成できる。安全上の指摘項目がある場合は、是正されるまで安全日誌に項目が残るようにした。
 同社は新システムをベースに機能を順次追加し、図面や野帳、デジタルカメラ、施工状況撮影用黒板の代替となるツールとしてタブレット端末を活用していく。既に開発に着手した杭工事管理やスリット検査などのシステムも19年早期に追加搭載し、施工全般を網羅できるようにしていく方針だ。

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