企業・経営

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

上場ゼネコン大手4社/17年4~12月期決算/2社が受注高1兆円突破  [2018年2月14日1面]

 上場ゼネコン大手4社の17年4~12月期連結決算が13日、出そろった。業績の先行指標となる受注高(単体ベース)は大林組、大成建設、清水建設の3社が前年同期の実績を上回り、うち大成建設と清水建設は1兆円台に乗せた。各社とも採算性の高い工事が順調に進ちょくし、売上高と利益の増加に貢献した。大林組と鹿島、大成建設は連結の営業利益、経常利益、純利益のすべてで過去最高を更新した。
 開発事業などを含む各社の単体受注高を見ると、大林組は土木で国内官公庁工事、大成建設は土木で国内民間工事の受注をそれぞれ伸ばした。大成建設の単体受注高が第3四半期時点で1兆円を突破したのは2006年以来11年ぶり。
 清水建設はシンガポールで大規模な病院の建設工事を受注するなど、海外でも大きく受注を伸ばした。鹿島は大型受注があった前年同期の反動で唯一減少したが、交渉中の大型案件があり、受注が決まれば通期の目標を達成できる見込みという。
 手持ち工事の消化が順調に進み、大林組、鹿島、大成建設の3社は連結売上高が増加した。大林組は4期連続で過去最高を更新した。
 手持ち工事のうち、大型案件の着工時期が影響し前年同期を下回った清水建設も、通期では1兆6000億円(前期比2・1%増)と予想し、全社が増収を見込んでいる。
 国内は建設需要が引き続き旺盛で、各社とも受注時に採算が見込める工事を獲得できている。着工後も生産性向上などの取り組みで採算確保を徹底しており、完成工事総利益(粗利益)の押し上げ要因になっている。
 粗利益率は鹿島の16・2%(前期値14・6%)を筆頭に、大成建設が15・8%(15・8%)、大林組が13・7%(12・8%)、清水建設が12・9%(12・8%)となり、前期に続き高い水準を維持している。
 繰り越し工事高は大林組、大成建設、清水建設の3社が増加している。最も多い大成建設は2兆2856億円(前期比7・7%増)となり、第3四半期としては過去最高を記録した。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む
国際標準型アセットマネジメントの方法
インフラ資産のアセットマネジメント全体の...続きを読む
DVD 新版 つくる!安全現場の1年
「サイバーセキュリティ月間」の新コンテン...続きを読む
タイムライン―日本の防災対策が変わる
風水害などの防災対策として全国の地方自治...続きを読む