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安藤ハザマら/ARで空調温度・気流を見える化/室内環境可視化技術を開発  [2018年2月14日3面]

室内空間の気流解析結果を実空間に表示させた様子。吹出し口から伸びる円柱が空気の流れ、色が風速を示す

 安藤ハザマは13日、富士ソフトと共同で室内環境可視化技術「環境ウォッチ」を開発したと発表した。米マイクロソフトが提供するゴーグル式のMR(複合現実)端末・ホロレンズを装着することで、空調から吹き出す気流や温度をAR(拡張現実)で可視化できる。今後、快適性・省エネルギー性を両立した最適な温熱環境の計画・提供に役立てる考えだ。
 安藤ハザマは、室内空間の温度や気流分布を可視化する技術としてARに着目。利用範囲が広がっているホロレンズを活用した環境ウォッチを開発した。温度・気流などの事前解析結果や計測結果のデータをホロレンズと連携。ゴーグル端末を装着することで、温度や気流など状況が現実空間と重ね合わせて表示される。
 同技術は昨年11月、同社技術研究所(茨城県つくば市)で開催した技術フェアで先行公開。ストレスのない使い心地をはじめ、周囲に人がいる場合でも自己位置を見失いにくい点などが高く評価され、実現場でも活用できることを確認したという。
 同社は今後、快適性と省エネルギー性を両立した最適な温熱環境の計画立案や提供に役立てたい考え。まずは、竣工検査時の空調設備の確認と室内温度計測の支援、建物引き渡し時の顧客とのコミュニケーションツールとして、現場に積極展開していく予定だ。
 技術開発面では、サーモグラフィーなどの計測装置とホロレンズを連携させ、温度分布のリアルタイム可視化などに取り組む。加えて温度・気流以外にも、汚染物質の拡散などの可視化を試みるなど、表示対象の幅を広げる開発も進める方針だ。
 室内の気流や温度分布などの情報を可視化し、空調設計者や施工者、建物利用者間で共有するのは技術面で難しかった。数値流体力学(CFD)の活用や現地計測を行い、温度・気流の可視化を試みたが、実用化には至らなかったという。

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