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大林組/地形測量用スマホアプリ開発/歩くだけで簡単に計測、作業時間9割短縮  [2018年2月21日3面]

スマホdeサーベイによる測量風景

取得した点群データ

 大林組は20日、地形を素早く測量できるスマートフォン用アプリ「スマホdeサーベイ」を開発したと発表した。アプリを搭載したスマートフォンを持ち、画面を見ながら現地を歩くと、点群による3次元(3D)の地形データがその場で取得できる。トータルステーション(TS)を使う従来方法に比べ、現地での作業時間が90%以上短縮できる。土砂災害が発生した場合の迅速な復旧工事などに役立てる。
 TS測量は、地形を捉えるために最低でも5メートル間隔で計測する必要がある。スマホdeサーベイは、10センチ以下の小さな起伏も捉える高い精度で、一度の測量で最大約500平方メートルの範囲まで3D地形データを取得できる。AR(拡張現実)技術により、スマートフォンの画面に断面測量用のガイド線が表示でき、この線に沿って歩くだけで断面を測量することも可能だ。
 従来は、現地での測量結果を事務所に持ち帰った後、数値をパソコンに入力し、座標計算した上で図面を作成していた。スマホdeサーベイは、取得した地形データをスマートフォンの画面で確認できるだけでなく、3Dの点群データやCADデータのほか、任意の場所の断面図が出力できる。
 スマートフォンの通信機能を利用し、点群データやCADデータを電子メールでパソコンに送信すれば、測量作業と並行して地形の安全性評価や工事に伴う搬出土量が計算できる。
 速やかな対応が必要な災害復旧工事のほか、土木工事や建物内部の測量などに導入し、生産性の向上を図っていく。

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