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日本道路/高強度の半たわみ性舗装を開発/静的荷重への強度が3倍に  [2018年3月8日3面]

ウルトラペーブH施工前

ウルトラペーブH施工後

 日本道路と秩父コンクリート工業(東京都台東区、山口博司社長)は、静的荷重に対する強度を従来品の約3倍に高めた「高強度半たわみ性舗装」を共同開発した。従来品に比べて破損しにくく、トラックなどが長時間駐停車する場所での修繕工事に適用する予定。既に仙台市の工事1件に適用した。今後、年間10万平方メートル程度の採用を目指す。
 「ウルトラペーブH」は、これまでの半たわみ性舗装と比較し、静的荷重に対する強度が高い。舗装の破損原因になる水への耐性や、耐油性などでも従来品の性能を上回る。コストは従来品とほぼ同等。
 開粒度アスファルト混合物に特殊なセメントミルクを浸透させた従来品に対し、ウルトラペーブHはセメントミルクを改良した。改良によりセメントミルク充てん後、硬化するまでの養生時間が大幅に短縮。舗装面積が500~600平方メートル程度の場合、これまで2~3日間必要だった養生時間が4時間程度と大幅に短くなる。
 重量車両の駐停車が多い高速道路のパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)、バスロータリーなどへの適用を想定。特に繰り返し荷重で激しく損傷している箇所の修繕に最適だとしている。将来的にはコンテナの荷重がかかる港湾施設などへの適用も視野に入れる。
 SAやPAでの舗装の損傷は年々増加傾向にある。背景にあるのがインターネット通販の拡大による物流サービスの増加だ。指定された時間に配達できるよう、駐停車して時間を調整するトラックが増えていることに加え、近年は働き方改革の流れを受けてトラック運転手に法定休憩時間の順守を徹底する運送会社が増加。重量車両の駐停車が長時間化したことで、荷重によって路面が損傷するケースが増えている。
 ウルトラペーブHを初採用したのは、仙台市で路線バスを運行する宮城交通のバス待機場。施工後、同社の担当者は「わだち掘れがひどかったため修繕工事に採用したが、希望通り短期間の施工で済むことができた。今後も他の事業所で採用していきたい」と話している。

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